あなたは、「2.5次元ミュージカル」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
若い人ならピンとくるでしょうが、年配の方にはわからないかもしれません。
2.5次元ミュージカル専用劇場「アイアシアター神戸」が2019年7月にオープンします。
1. そもそも「2.5次元ミュージカル」とは
そもそも「2.5次元ミュージカル」というのはどんなものでしょうか。
日本2.5次元ミュージカル協会の定義によれば、
2次元の漫画・アニメ・ゲームを原作とする3次元の舞台コンテンツの総称
とされています。私は50代ですが、漫画・アニメをまったくみません。
そのため、例に挙がっているアニメ作品の名前を聞いてもわかりませんでした。
ところが、この2.5次元ミュージカル、日本発ですがいまや世界に進出しています。
2018年7月から、フランスで「ジャポニスム2018」と称して、8か月にわたり日本の芸術が披露されています。
そこに「美少女戦士セーラームーン」が2.5次元ミュージカルとして参加しました。
セーラームーンならよく知っています。娘が小さいころ一緒にみていたからです。
2. なぜ「2.5次元ミュージカル」が流行るのか
なぜ「2.5次元ミュージカル」が流行るのでしょうか。
これは、すでにアニメで人気になっているものが、舞台化されるということで、初めからファンがついていることからだと思われます。
漫画・アニメの若いファンの方々が、舞台化されるとどうなるのだろう、という興味から、観覧しにいくのでしょう。
3. 広い意味での「2.5次元ミュージカル」
「2.5次元ミュージカル」は、2次元から3次元という方向でしたが、もっと広い意味で、3次元から2次元という逆の方向があることもあります。
具体例をあげましょう。バーチャルアイドルがそれです。
たとえば初音ミク。私と初音ミクの出会いはちょっと変わっています。
以前、英語を学習していたとき、とあるサイトを見つけて、アメリカ人とスカイプ(パソコンを使った音声通話ソフト)をしたことがありました。
そのとき、若いアメリカ人が、「初音ミク」を知っているかと聞いてきたので、「いや、知らない」と答えたところ、YouTubeのURLを送ってくれました。
そこで初めて初音ミクを見たのですが、そのときの印象は「いったいこれはなんなんだ!どうすればこんなことができるのか」というもので、衝撃を受けました。
先日の記事で、ジャニーズがバーチャルアイドルに参加というものを書きました。
「海堂飛鳥」と「苺谷星空」というバーチャルアイドルを、ジャニーズJr.の藤原丈一郎さんと大橋和也さんが演じるという内容です。
参考

4. 「2.5次元ミュージカル」の俳優オーディション
すでに2018年に締め切りされてしまいましたが、「2.5次元ミュージカル」に出演する俳優・女優のオーディションが行なわれました。
はじめから「2.5次元ミュージカル」に出演することを前提として募集されたのです。
普通の俳優さんとの違いは何なのでしょうか。
私の考えでは、もともと漫画・アニメが好きで、いろいろな内容のものを知っている、というのが求められる条件だと思います。
5. アイアシアター神戸7月オープン
2019年7月に、2.5次元ミュージカル専用劇場の「アイアシアター神戸」がオープンします。
実は、2015年から、東京都渋谷区に「アイアシアター東京」がありました。
こちらは2018年12月をもって閉鎖されています。
「アイアシアター神戸」は、神戸市中央区北野町に設置されます。
アクセスは、神戸市営地下鉄、新神戸駅直結です。
海外からのお客さんも見込んでいるそうです。
初音ミクはニューヨーク公演もしていますからね。

日本の2.5次元ミュージカルも国際展開だな

日本発のアニメも有名ですからね
6. まとめ
以上、2.5次元ミュージカルの内容と、アイアシアター神戸7月オープンについて説明してきました。
これからの市場の拡大が見込まれます。
日本で製作された漫画やアニメが海外でも人気であるという話を聞いたことがあります。
もはや文化のひとつですね。
コメント