あなたは株式など、投資をしていますか? 投資はお金持ちのすること、だと思っていませんか。
もう1年半近く前になりますが、『はじめての人のための3000円投資生活』という本を読みました。25万部突破のベストセラーです。
今回、あらためて読み直して見たので、感想を述べます。
1.『はじめての人のための3000円投資生活』横山光昭(アスコム)
投資はリスクがあって、ちょっと無理かな、と感じている方。
私も投資できるほどお金を持っているわけではありません。
それでも月々のお小遣いから、3000円を捻出することは不可能ではないのです。
3000円から投資ができるなら、「やってみようかな」と思えるのではないでしょうか。
では3000円を何に投資すればいいのか。
それは、ネタバレになってしまいますので、ここで述べることはできません(笑)。
ぜひ本書を手に取り、学んでください。
2.家計は妻が握っている
私の家では、妻が家計を握っています。私の年金収入と、妻のパート収入。
おせじにも裕福とはいえません。
病気で退職するとき、退職金をもらいましたが、住宅ローンの返済に全額あててしまいました。
今では、毎月妻からお小遣いをもらっています。
この本を読んでから、私は「節約に努めよう」と考えました。
具体的には、一日おきに飲んでいたドリンク剤をやめたのです。
ひどく疲れているわけでもないのに、ドリンク剤を飲むということが、体にどんな影響を与えるのかが心配になったのです。
たった150円でどうなる、というものでもありませんが、一日おきに飲んでいましたので
150円×15日で月2250円の節約になります。
もうこれで投資のタネ銭ができてしまいましたね。
3.貯蓄が8年で1000万円。株やFXはダメ
本書の中には、投資で成功した人の例があがっています。たとえば、8年間続けて1000万円に達した、という事例があります。
もちろん月3000円で1000万円になったわけではないですよ。
そんなことを言ったらどこぞの情報商材のようになってしまいますからね。
この本では支出を「消費」「浪費」「投資」に分けて管理しよう、と提案されています。
お金を上手に使うなら、まずは「管理する」という意識から始めなければなりません。
そしてこの本は若い人にこそ読んでほしいです。
マイホームの頭金、子どもさんの教育費。莫大な金額がかかります。
若いうちからコツコツとお金を管理していけば、きっとお金の心配はしなくてすむようになるでしょう。
また、この本には、株やFX、外貨預金はリスクが大きいと述べられています。
このFX(外国為替証拠金取引)について思い出されるのが、「自己アフィリエイト」です。
ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダ)では、新たにFX口座を開設し、一定の取引をするだけで、アフィリエイト収入が手に入る、という案件があります。
通常、アフィリエイトというのは、誰かに商品を購入してもらい、その紹介料として一部の収入を得る、というものです。
「自己アフィリエイト」とは、自分で商品・サービスを利用して、自分自身にアフィリエイト収入がはいってくるというものです。
FX口座開設は、1件数千円の収入と高額なのですが、自己アフィリエイトを行なうには、FX口座に5万円程度預ける必要があります。
あとで解約すれば戻ってくるので、多少損してもいいじゃないか、という意見もあるでしょう。
しかし年金生活の私にとって、一度に5万円の支出をすることは容易ではありません。
泣く泣く、自己アフィリエイトはやめました。
4.まとめ
この『はじめての人のための3000円投資生活』は、無理な投資を勧めるものではなく、いたって堅実な内容です。
私も、若いうちに浪費するのではなく、節約に心がけるべきだったな、と反省しています。
もちろん当時は、自分が病気で働けなくなるなどとはこれっぽっちも思っていませんでしたが。
脅かすわけではありませんが、あなたもいつ病気にかかるかわかりません。
身体の管理と、お金の管理。うまくやっていきたいですね。
○今日の名言
我、神仏を尊びて、
神仏を頼らず。
(宮本武蔵)
それでは最後に、「ありがとう」
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