2018年11月29日、女優の赤木春恵さんが亡くなりました。94歳でした。
死因は心不全とされていますが、赤木さんは、パーキンソン病を患っていました。
以下、赤木春恵さんの歩んできた道について要約してみます。
1.パーキンソン病と乳がん
パーキンソン病とは、脳の障害により、手足のふるえなどの症状が起こる病気です。
日本には約15万人の患者さんがいるそうです。
パーキンソン病は、重度になると、歩行が困難になり、寝たきりや、車椅子生活を余儀なくされます。
赤木春恵さんも車椅子を使っていたようです。要介護度4でした。
余談になりますが、私の母(86歳)も認知症で要介護度3です。
今はなんとかデイサービスやショートステイに通っています。
また、赤木春恵さんは2007年には乳がんにかかっています。
私の高校のクラスメイトの中にも、乳がんにかかった人がいます。
早期発見が功を奏し、今では現役で仕事をしています。
赤木春恵さんも乳がんを克服された一人なのですね。
2.赤木春恵さんの活動
赤木春恵さんは、1979年から「3年B組金八先生」に出演していました。
役どころは「校長先生」でした。金八先生にはご存じの通り武田鉄矢さんが、そして生徒役には田原俊彦さんや三原じゅん子さんが出ていました。
今でもオープニング画像が思い出されます。
1990年からは「渡る世間は鬼ばかり」に出演しています。このとき66歳だったことになります。
2013年には「ペコロスの母に会いに行く」に88歳で主演となりました。
世界最高齢での映画初主演女優としてギネスに認定されました。
88歳でもなお芸能活動をなさっていたということに驚きを感じます。
するとパーキンソン病にかかったのはその後ということになるのですね。
3.福山雅治さんとの文通
赤木春恵さんほどのベテラン女優になると、多くの方との交際関係があります。
今回調べてみてわかったのですが、あの福山雅治さんとの交流もありました。
福山雅治さんとは、パーキンソン病の闘病中に文通を行なっていました。
先にも述べたように、パーキンソン病では手足のふるえが生じます。
きっと字を書くのもままならなかったでしょう。
福山雅治さんも超多忙の中、やさしい心づかいをみせていたのですね。
4.赤木春恵さんの孫、野杁俊希さん
赤木春恵さんの孫、野杁俊希(のいりとしき)さんは芸能界で活躍をされているそうです。
1989年生まれの29歳。NHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」にも出演していました。
きっとおばあさまが亡くなって、つらい思いをされているのでしょうね。
5.まとめ
赤木春恵さんには著書もあります。「あせらず、たゆまず、ゆっくりと。93歳の女優が見つけた人生の幸せ」
なんと、93歳で、闘病生活を送りながら、書かれた本なわけです。
年齢がいくつになっても前向きで人生を送られた赤木春恵さん。ぜひ見習いたいものですね。
以上、赤木春恵さんの活動歴について、概観してきました。あのやさしい声が今でも耳に残っています。ご冥福をお祈りいたします。
それでは最後に、「ありがとう」
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