世界初のアンドロイド観音が誕生しました。京都の高台寺に設置されました。
公開日は2019年3月8日から5月6日までです。果たしてどんなものなのでしょう。
1. アンドロイド観音とは
世界初のロボットの仏像、アンドロイド観音「マインダー」が完成し、京都市東山区の高台寺で23日お披露目されました。動画全編はこちら⇒https://t.co/KqeKRbx0n5 pic.twitter.com/L1D1StItED
— 京都新聞 (@kyoto_np) 2019年2月23日
なんか若い女性のような声ですね。アンドロイド観音は、高台寺が設置したものです。
高台寺アクセス:京都駅からバス、「東山安井」下車徒歩5分。
または京阪電鉄 祇園四条駅下車徒歩10分。
アンドロイド観音の名前は「マインダー」です。
1回50人、1日2~5回公開されます。
高台寺のホームページから予約するとのことですが、2月24日現在、詳細は公表されていません。
高台寺の拝観料は大人600円、中高生250円となっています。
アンドロイド観音の拝観料が必要なのかどうかも、まだ発表されていません。
ただし、中学生以上に限る、となっています。
2. アンドロイドとロボットとの違い
さてあなたは、「アンドロイド」と「ロボット」との違いについて説明できるでしょうか。
アンドロイドとは、SF用語で、「人造人間」と訳されます。
外見では区別がつかないほど人間に似ている物、と説明されています。
「アンドロイド観音」の身体は機械がむきだしになっています。
これでも人間に似ているといえるのでしょうか。
また、「鉄腕アトム」がアンドロイドだとの解説がありました。
そんなに人間と似ているでしょうか?
ロボットとは、人間の代わりに作業をする装置です。
これも、工業用ロボットなら分かるのですが、「ドラえもん」が「猫型ロボット」と聞くと、もしドラえもんが人型だったら、アンドロイドと呼ばれていたのか、という疑問がわいてきます。
3. アンドロイド観音の製作費
アンドロイド観音の製作費は、1億円といわれています。
高台寺が大阪大学(国立大学)に依頼して製作されました。
アンドロイド観音の製作費は誰が負担したのでしょう。
大学の研究費でしょうか。それとも高台寺から支払われたのでしょうか。
私はアンドロイド観音に批判的です。
もし高台寺がお金を負担したのだとしたら、もっと他に使い道はなかったのかと疑問に思います。
「仏教に親しみをもってもらうために製作した」と寺の関係者はいっています。
私は毎朝「般若心経」を読むプチ仏教徒ですが、一般の人々がアンドロイド観音をみて仏教に関心を持つとは考えられません。
ただ、世界初ということなので、海外を含め拝観者が多数訪れるのは間違いないでしょう。
4. もっと他にお金の使い道はなかったのか
製作費1億円がどのような負担だったかは分かりませんが、それでもなお、無駄遣いではなかったのかと思います。

期間限定公開の後は、どうなるのかな

わかりませんねえ
仏教に興味を持ってもらうためだったら、般若心経と説法を吹き込んだCDを無料で配るとか、方法はいろいろとあったはずです。
もっとも人は無料でもらったものはぞんざいに扱いますから、少しお金をとった方がいいかもしれません。
アンドロイド観音は、それを作るという技術開発としては意義をもつでしょうが、なぜ観音様だったのかは納得がいきません。
5. まとめ
以上、アンドロイド観音の誕生と、ロボットとの違いや製作費についてみてきました。
わざわざ機械の身体を露出させずに、ホンモノの仏像のようにデザインすることもできたはずです。
仏教界の人たちの意見を聞いてみたいところです。
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