この記事は、不眠はなぜ起こるのかという原因と、一般の方々の場合、またうつ病で病院にかよっていて、睡眠薬を処方されていてもなお眠れない場合の対処法をお伝えします。
1.不眠の原因
不眠って、本当につらいですよね。布団に入って寝ようとしても、なかなか寝付かれない。
眠りが浅く、夜中に何度も目が覚めてしまう。
または、朝早く目が覚めてしまい、そのまま眠れなくなる。
では、いったいなぜ不眠が起こるのでしょうか。まずはその原因を解明します。
堅苦しい話になりますが、よろしくお願いしますね。
私たちの体には、生命を維持する「自律神経」というものがあります。
手や足は自分の意識で動かせますよね。しかし、心臓をはじめとする内臓の動きは意識で動かせるものではありません。これをつかさどるものが「自律神経」です。
「自律神経」は、「交感神経」と「副交感神経」とに分けられます。
「交感神経」とは、アドレナリン(ホルモンの一種)を分泌させ、血管を収縮させます。
昼間、私たちが起きて活動しているときは、交感神経優位といえます。
「副交感神経」とは、アセチルコリン(神経伝達物質の一種)を分泌させ、心臓機能を抑制し、血管を拡張させます。眠っているときはこの副交感神経が優位といえます。
そして、一般に不眠を引き起こしてしまうのは、この「交感神経」と「副交感神経」とのバランスがくずれているからです。
不眠の原因には次のようなものがあげられます。
・ストレス
・カフェインなどの刺激物質
・うつ病などの病気
よく「考えごとをして眠れない。気になることが頭を離れず眠ることができない」という経験をお持ちの方も多いと思います。
1日や2日の不眠ならば、自然と治っていくと考えられますが、1か月以上続くとなると、病気を疑うことになります。
あなたも「自律神経失調症」という言葉を聞いたことがあると思います。
自律神経の乱れから、不眠などの症状を引き起こしてしまうのです。
2.不眠の対処法(一般の方々)昼間の運動
続いて、不眠の対処法について説明します。
まずはうつ病などではない、一般の方々ができる対処法です。
たとえばある夜、不眠になったけれども、翌日は普通に眠れた、という場合には、不眠症の心配はいらないでしょう。
そして昼間に積極的に運動して、体を疲れさせることが、ぐっすりとした眠りを導きます。
今年の夏は非常に暑く、散歩をしても汗がびっしょりということがあるかもしれません。
あるいは、ほとんどの時間を冷房の効いた部屋で過ごし、女性では冷え性に悩まされている例も珍しくないです。
新陳代謝を活発にするため、日中に体を動かすことを意識しましょう。
たとえば、仕事から帰るときに、電車を自宅の最寄り駅からひとつ離れた駅で降りて、歩いて帰るなどの方法は、簡単にできることです。
汗をかいたらそのままお風呂に入ればいいのです。このとき、お風呂の温度はぬるめにしておきましょうね。そのほうがリラックスできます。
休みの日に、本格的にジムに通って運動するというのももちろんおすすめなのですが、なかなか続かないかもしれません。
お金をかけずに、運動する工夫をしましょう。
3.不眠の対処法~(病院に通っている人)追加眠剤・朝の二度寝
続いて本日のメイン文章、「うつ病などの病気で病院に通っている人が不眠になる場合」の対処法です。
これは統合失調症の私にも当てはまる事柄です。
私は睡眠薬を処方されています。たいていは、すぐ寝付くことができます。
しかし昨日の夜は考えごとをして眠りにつけませんでした。
何を考えていたかって? それは「このブログ記事をどう書くか」ということなのです(!)
そんなことを考えてどうする、といわれそうですが、一度悩み出すと止まりません。
そこで、頓服の追加眠剤を飲むことにしました。
すると、イチコロでした。
あなたが病院に通っていて、睡眠薬を処方されていても、なお眠れない場合。
主治医に相談して、追加眠剤をもらいましょう。
うつ病・統合失調症になると何もかもが面倒くさくなり、外出もしたくありません。
それでも昨日は図書館へ行き、運動したつもりだったんですけどね。
まだまだ運動が足りないようです。
そして、うつ病などを患っていて、会社で働いている場合にはできないのですが、
「二度寝」というのも一つの手です。(土日に試してみてくださいね)
ありのままの事実を書きます。
昨夜(というより今日の朝ですが)午前3時に目が覚めました。音楽を聴いていても眠ることができません。またブログのことが気になります。以前、二度寝をして、成功した例があったので、午前4時半に起きて朝食をとりました。
そして再び寝床につきました。前回はこれで二度寝できました。
今回も同じようになるように、と願っていたのですが、目がランランとして眠れない。
これには困りました。「ええい、しかたがない、起きちゃおう」と思い、5時に起床しました。座椅子に座って、朝のルーチンワーク(アファメーションを唱える、般若心経を唱える、ふくらはぎのマッサージをするなど)をしているうちに、目がショボショボしてきました。
「あれれ? これ眠れるかな?」と思い、座椅子に座ったままで目を閉じました。
すると、そのまま眠れたのです。おかげさまで気分スッキリです。
4.まとめ 不眠の原因と対処法
今回は、不眠の原因と、その対処法(一般の方々向け・うつ病などで病院へ通っている方向け)について説明しました。
言い忘れましたが、頻尿などで夜、眠れないという方はそちらの治療が先ですからね。
今回の記事は、私の実体験に基づいているだけに、特にうつ病・統合失調症で病院へ通っている方には、参考になったのではないでしょうか。
私ですか? 今夜は早く眠れると思います(笑)
病気にかかっている方も、いろいろと工夫されて、不眠対策をとってみるとよいでしょう。
関連記事>『統合失調症』克服できる病へ 正しい理解と接し方(2)
「必殺! 二度寝作戦」について書いてあります)
○今日の名言
リスクを取る勇気がなければ、
何も達成することがない人生になる。
(モハメド・アリ)
それでは最後に、「ありがとう」
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