幻聴の種類と治療~統合失調症の7割に幻聴!?

症状

幻聴の種類にはいろいろなものがあります。この記事では、健常者の聞く幻聴、統合失調症患者の聞く幻聴などについて説明します。幻聴には脳のはたらきが関係しています。

1.幻聴の種類

「障害者だけではなく、健常者でも幻聴を聞く可能性があります」と聞いたら、あなたはどう感じますか。そんなことあり得ない、と思うことでしょう。

ところが、ネットでこんな例が紹介されていました。森の中で遭難しそうになったとき、「生き延びろ! 助かると信じなさい」という声が聞こえてきたというのです。

にわかには信じることができない話ですね。もし本当だとしたら、これはとても不思議なことです。

健常者が聞くということは、生理的な作用によって、自分を保護するために幻聴が聞こえてくるという意味なのでしょう。脳のはたらき、自己防衛反応とでもいえるでしょうか。

あなたもふだん、「心の中に音楽が浮かんでくる」ということはありますよね。歌詞の一フレーズが繰り返し浮かんでくるとか。しかしこれを幻聴ととらえる人はいないでしょう。

幻聴とは、心の中に浮かんでくるだけでなく、本当に声として聞こえるものです。
ですから、健常者が幻聴を聞くというのはごくまれな例なのです。

2.統合失調症の7割の人は幻聴を聞いている!?

また、統合失調症にかかっている人の7割は幻聴が聞こえてくるとネットでの説明がありました。ずいぶんと多いですね。

統合失調症は、もともと、若い世代で発症する例が多い病気です。私が精神科に入院していたときも、若い患者さんがたくさんいました。

私のように中高年になってから発病する例はそう多くないといいます。

まして、うつ病から統合失調症へと変化するというのは、めずらしい例ではないでしょうか。

私が精神科に入院していたときの感覚では、7割という数字はだいぶ多く聞こえます。
ただ、精神科に入院している人も、自分から「幻聴が聞こえる」と言うとは限りません。

ですので、少なくとも統合失調症の半数以上の人が幻聴に悩まされているといって差し支えないでしょう。

さて、もしあなた自身、またはあなたの親しい人が「幻聴が聞こえる」と思った(言った)場合、病院の何科で診察を受ければよいのでしょう。

音が聞こえるから耳鼻咽喉科? 心療内科? 精神科?

どこにかかったらよいのか、もしかかりつけ医があるのなら、そこで相談してみることをおすすめします。

もしなければ、私の一番のおすすめは心療内科です。
残念ながら、いまだに精神科への偏見はなくなっていません。精神障害者であることをみずから名乗ることは、はばかられるでしょう。

ただし、高齢者の場合は別です。最初の窓口は心療内科でもいいかもしれませんが、高齢者で「幻聴が聞こえる」と訴える人は、アルツハイマー型認知症であることが多いからです。
最近は「もの忘れ外来」などといって認知症専門の診療科があります。

私の母は認知症です。認知症専門外来に通っています。母は、私の弟と二人暮らしですが、ときどき私が母の様子を見に行くことがあります。

すると、話の内容に、幻聴、幻覚のことが出てくるのです。弟と二人暮らしにもかかわらず、「もう一人別の人が住んでいる」と言います。

このように、高齢者の場合は認知症を疑うべきでしょう。

3.幻聴の治療はどのようにおこなわれるのか

さて、幻聴の治療はどのようにおこなわれるのでしょうか。もちろん、診察した病院・本人の症状によって治療方法は異なってくるでしょう。

いずれにしても、薬物療法がメインであることに変わりはありません。統合失調症ならば抗精神病薬、認知症ならば抗認知症薬となるでしょう。

認知症はこのブログのテーマではありませんので、これ以上深入りはしません。

統合失調症について考えてみましょう。

統合失調症に使われる抗精神病薬は、大きく分けて2種類あります。
1つ目は「従来型抗精神病薬」で、私がかつて処方された薬としては、ドグマチール、ヒルナミンがあります。

2つ目は「新型抗精神病薬」です。私が現在処方されている薬で、ジプレキサ、セロクエル、オランザピンなどです。

「従来型抗精神病薬」は、ドーパミンという神経伝達物質に作用する薬で、統合失調症の陽性症状(幻聴など)に効きます。

「新型抗精神病薬」は、ドーパミンだけでなくセロトニンという神経伝達物質にも作用する薬で、陽性症状と陰性症状(不安感など)の両方に効くとされています。

4.まとめ~過去との決別

幻聴などの症状が現れる統合失調症ですが、仮に十数年、病気にかかっていたとしても、「治らないはずはない」と信念をもつことが大切です。

私は朝、起きた時「今日も目覚めてくれてありがとう」と自分に言い聞かせます。

過去と決別し、今日を大切に生きるという自覚が必要です。

明日のことがどうなっているのかは誰にもわかりません。できることは今日を生きることだけです。

ブログの原稿を打ちながら、だんだんいい気分になってきました。
「今日はどんなことが起きるのだろう」とワクワクした気持ちです。

規則正しい生活と服薬により、自分の人生を切り拓いていくことができるはずです。
残念ながら、私は仕事をするほど回復していません。それでもブログを書いていくことで統合失調症に苦しむ人をひとりでも救えてあげればいいなと考えています。

〇今日の名言

結局、みんなが嫌がることを
我慢してできるかどうかなんですよ。
オレはスーパーマンでもなんでもない。
ただみんなが嫌なこともやれるし、
夢のためにやりたいことも我慢できる。
それを本当に徹底していて、
あとは人よりも思いがちょっと強いだけ。
その差が結果に現れたりするんですよ。
(本田圭佑)

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それでは最後に、「ありがとう」

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