あなたは仕事や家庭生活、生き方全般、また私のように病気など、さまざまな面で不安に満ちた生活をしていませんか。
私は『ヒマラヤ大聖者の免疫力を上げる「心と体」の習慣』(相川圭子、幻冬舎)という本を手に入れました。
この本では、不安な心を手放し、心と体の免疫力を上げれば病気やトラブルを跳ね返すことができると書かれています。
お風呂上がりに軽い気持ちで読み始めましたが、ぐんぐん引き込まれ、最後まで一気に読んでしまいました。
1.不安に対しては免疫力を上げることが必要
本のオビに「新型コロナウイルスの蔓延で、不安な日々を過ごしている人へ」と書いてあります。
本書が出版されたのが2020年6月。現在は8月ですが、コロナウイルスという目に見えないものから身を守るため、みな暑い中マスクをしています。
私のように病気にかかっている人はもちろん、今では多くの人が「心の不安」や「体の不調」を抱えています。
不安を解消するには「免疫力」が必要です。
この「免疫力」というのは誰もが持っているものですが、たいていは眠らせていてしまって、よりよく活用している人は少ないです。
この本は心と体の両面から免疫力をあげていく方法を説明しています。
2.自分の行為を顧みる
この本の中では、
「嫌なことに出くわしたときほど、自分の間違いに気づく、自分の行為を顧みるチャンスとなる
と書かれています。
一昨日のことです。私の母は認知症で、精神科に昨年3月から入院していました。
最近、「療養型病院」への転院を勧められていたのですが、やや遠方の「療養型病院」へに空きができたので、転院することになりました。
もともと母は、私の弟(独身)と一緒に住んでいました。
そのため、入院についての面倒は弟がメインでみていました。
ですが、弟も忙しいため、私の妻がそれをサポートしていました。
私は、自分の病気のこともあり、具体的に母の面倒をみるチャンスはありませんでした。
しかし、一昨日の転院にあたっては、弟と私の妻と一緒に、新しく入る病院まで付き添ってきました。
私は元々外出するのが苦手でしたが、付き添いという嫌なことにであったのも、自分の行為を顧みるチャンスだったのだと後になって思いました。
弟と妻に任せるのではなく、自分でも出かけたのです。
そして「娘、息子に感謝しなければいけないな」と思いました。というのも、一昨日の転院の日、私の娘、孫、息子が元の病院へ集まってくれました。
私の娘、息子にとっては祖母にあたるわけですが、認知症で意思伝達ができない祖母のために、わざわざ見送りに来てくれたのだ、と思うと、娘と息子に対する感謝の気持ちがわいてきました。
3.不安な思いを袋に詰めて遠くに離す
本書では心のトレーニングとして不安を遠くに離すというのがあります。
1 目をつむり、浮かんでくる恐れを袋に詰めます。
2 2、3回深呼吸して、それを遠くに飛ばします。
3 自分の奥深くにある揺れない存在を意識します。
私は本を読み終えた翌日、すなわち昨日ですが、朝、もう一度本を開いて、この「不安を遠くに離す」という練習をしてみました。
「今日もやることがたくさんあって、めんどうくさい。できるかどうか不安だ」という気持ちで目が覚めました。
しかし、朝食をとり、心を落ち着かせてから、この「不安を離す」というものをやってみました。
ほんのわずかな時間でしたが、めをつむって再び開いたとき、周りの世界が変わってみえました。
「何も不安に思うことなどないんだ」と思い、このブログの原稿を書き始めました。
4.深呼吸の大切さ
この本では、別の場所でも深呼吸について述べられています。
私は昔、病院へ救急車で搬送されたことがあります。
そのとき救急隊員の方が、「苦しくなったら深呼吸してみてくださいね。そういえば救急隊の人がそんなことを言っていたな、と思いだしてみてくださいね」と言われました。
もう10年以上前のことになりますが、今でもはっきり覚えています。
ということは、私がこれから生きていくうえで、大切な事柄だから神様が覚えさせてくれているのでしょう。
そして作業を始めるとついついのめり込んでしまうくせがあるため、休憩して、深呼吸とラジオ体操をすることにしました。
5.体を整える
また、この本には「ヒマラヤシッダー体操」として9つの種類の体操があげられています。
どれも初めて見るものばかりで、しかも普段使うことのない筋肉を使います。
ひとつやっただけでとても新鮮な気分になりました。
体を整えることと心を平安に保つこととは密接な関係にあると感じました。
なにせ私は運動不足なもので、室内でできる運動について紹介されているのはうれしく思いました。
6.まとめ なにごともご縁によるもの
私はこの本を読み終えて、「なにごともご縁のたまものだ」と思いました。
ヒマラヤシッダーマスターというのは世界に2人しかいないそうです。
その1人がこの本の著者である相川圭子さんです。
相川さんがwithコロナの時代にこのような本を出されたのもなにか訳あってのことでしょうし、それが今の私に届いたのも「なにかのご縁」だと感じています。
神様のはからいがあって、今の自分に必要だから、この本を読みなさいと差し出されたような気分になりました。
本の感想は以上です。
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