あなたが、本を読むのが好きだとして、「読書難民」になっていませんか。
読んだときは「ふーん、なるほど」と納得しても、その後の生活に生かさなければ、何の意味もありません。
そして次から次へと読書をしていき、また忘れる、を繰り返すのです。
もったいないですよね。今回は斎藤一人さんの『人生が楽しくなる「因果の法則」』を読んだ感想を述べます。
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1.本当に「因果の法則」を理解すれば人生が楽しくなるのか
私が読んだのは文庫本です。
平成24(2012)年に斎藤一人さんが講演した内容を本にまとめたものです。
端的にいいます。
前世でいいことをしてると、今世、いいことが起きる(p25)
これが因果の法則なのです。
人間の魂は何度も生まれ変わるそうです。
こういうことを言うと「引く」人がいるかもしれませんが、私はこれを信じます。
ではなぜこの「因果の法則」を知れば人生が楽しくなるのでしょうか。
みんな、起きた問題を、解決しようとはしてるんだよ。でもそのときに。「愛と光」、要するに愛情があって、上気元(一人さんは上機嫌のことをこう呼びます)な解決方法はなんだろう、っていうふうにして、問題を解決しようとすればいいんだよ(p160)
なぜこれで人生が楽しくなるのでしょうか。いや、ひねくれているわけではありませんよ。
「因果の法則」をくわしく知りたい方はこちら。
2.本に書いてあることは全部正しい?
一人さんの本に限りませんが、私は子どもの頃「本に書いてあることは全部正しい」と思っていました。
もともと読書好きで、高校生の時は「新潮文庫の100冊」のうち80冊を読みました。
そして今、私は斎藤一人さんのファンです。
ですが本に書いてあることを盲信するのはやめにしています。
先日あるネットの記事で、「斎藤一人さんは宗教的になっている」との指摘を読みました。
私は「魂」の話にアレルギーはありませんが、一人さんが「白光の浄霊」といいだしたあたりから、「おや、なんか違うな」と感じ始めました。
3.乗り越えられない苦労はない
一人さんによると、人間は今世で解決できる問題をもって生まれてくるそうです。
では私の病気も治るのでしょうか。
今世、うつ病と統合失調症という問題を抱えながら生まれてきたのも、乗り越えられる試練なんでしょうか。
そうだとしても苦労に変わりはありません。
私が未熟者であるせいでしょう、「因果の法則」を理解しても、人生は楽しくなりませんでした。
4.ものごとの受け止め方
それでも、今の試練を「自分はきっと乗り越えられる」と受け止めるのは大切だと思います。
うつ病の急性期で入院していた時には本当に辛い思いをしました。
それに比べれば、今は在宅で生活できるわけですから、治りつつあるといっていいでしょう。
人生を山登りにたとえることがあります。
一歩一歩、苦労しながら上へ登っていきます。
果たして登り切ることができるのか、疑問がわいてきます。
しかし、時には立ち止まって、今まで登ってきた道を振り返ることも必要です。
「ああ~自分はこんなに登ってきたのだな」と感じます。
統合失調症は「前兆期、急性期、休息期、回復期」をたどるといいますが、私の場合陽性症状がなかったので、「急性期」にはあたらないのかもしれません。

でもまだ「回復期」ともいえないな

どちらかというと「休息期」でしょうか
5.まとめ 「因果の法則」は信じる
私は「因果の法則」は信じます。
辛い人生ですが、時としてうれしいできごとに出会ったりします。
たとえば、私は暑中見舞いを4人のひとに出しましたが、返ってきたのは1通です。
毎年のことなので慣れました。
そしてその1通というのが小学校の恩師で、紋切り型でなく心のこもった返信をもらいました。
うれしい体験を忘れないようにしたいです。
- 病気は少しずつ改善していくもの
- 待てよ、この記事を書いたのが「人生を楽しくする」ことだったのかもしれない
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