先日、重要な書類を郵送することになりまして、「簡易書留」で出しました。
あらためて「簡易書留」とはどういうものか、確認しておいて損はないですよ。
1. 簡易書留とはなにか
書留には「簡易書留」「一般書留」「現金書留」があります。
「現金書留」はもちろん、現金を送るものですね。
では「簡易書留」とはどういうものでしょうか。
これは、郵便局での引き受けと配達が記録されるものです。
配達もポストに投函されるのではなく、手渡しとなります。
万が一簡易書留で出した郵便物が紛失となったら、5万円を上限として、実際の損害額が保証されます。
料金は通常の郵送料に加えて310円が必要です。
2. 一般書留との違い
「簡易書留」と「一般書留」との違いですが、損害額の保証が異なってきます。
一般書留では基本的に10万円まで損害額が保証されます。
一般書留の料金は370円ですが、料金を追加することにより、損害額の上限を引き上げることができます。上限は500万円です。
また、「簡易書留」では引き受けと配達だけが記録されますが、「一般書留」では引き受けからどのような経路をたどって郵便物が配達されたかをすべて記録されます。
「簡易書留」「一般書留」ともに日曜・祝日も配達されます。
3. 簡易書留はポストで出せるのか
規定の料金の切手を貼れば、簡易書留をポストでだすことはできるのでしょうか。
答えはノーです。ポストやコンビニで簡易書留を送ることはできません。
必ず郵便局の窓口で出しましょう。
通常の封筒を使い、窓口で「簡易書留でお願いします」といえば、簡易書留と書いてある赤いスタンプを押してくれます。
前もって書いておく必要はありません。
4. 簡易書留の封筒は?
簡易書留の封筒は、現金書留と違って、通常の封筒で大丈夫です。
定型内郵便は、25g以内で82円、50g以内で92円です。
また「ゆうメール」といって、書籍やCD・DVDなど専用の郵便物がありますが、「ゆうメール」に対しても簡易書留を指定することができます。

ワシは簡易書留で402円とられたぞ。392円じゃないのか

それは25gを超えていたから、定型内でも92円だったんですよ
5. 速達との組み合わせは
速達と簡易書留を組み合わせることもできます。
ただ、たとえば同一県内の場合、一般郵便が到着するのが翌日、速達郵便が届くのが翌日午前中なので、あまり速達を使うメリットがないかもしれません。
速達料金は250gまで280円、1kgまで380円、4kgまで650円となっています。
では土日に郵便物を出すのはどうでしょう。町の小さな郵便局では、土日は窓口がしまっています。
土日に郵便の受付をしてくれる郵便局は「ゆうゆう窓口」といって、24時間郵便が出せます。
「ゆうゆう窓口」の探し方はこちら。
そして速達や書留は日曜日でも配達があります。急ぐ必要があるなら「ゆうゆう窓口」の活用もよいでしょう。
6. まとめ
以上、「簡易書留」について、出し方などを説明してきました。
普段はあまり使うことがないかもしれません。
しかし、仕組みを知っておくと、いざというとき便利です。
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