あなたは心をきれいにするためにどんな言葉を使っていますか。心をきれいにするってどんなことでしょう。
『心を浄化する魔法の言葉』角 礼寿(すみ・れいじゅ、女性)(マイナビ文庫)を読みました。
1.この本の章立て
この本は4章から成り立ちます。
第1章 心を浄化する習慣
第2章 心を浄化する考え方
第3章 対人関係を浄化する方法
第4章 マイナス思考を浄化する方法
そして付録が「未来絵日記を描こう」です。
この本の中身は、余白が大きくとられていて、カラーの文字で文章が書かれています。まるで詩集を読んでいるようです。各章の終わりに魔法の言葉(アファメーション)がいくつか紹介されています。
この原稿を書き終わったら、すぐに魔法の言葉をノートに書いておきたいです。ルーズリーフノートに、万年筆(カクノ)で。
たとえば第2章の魔法の言葉にはこんなものがあります。
「わたしは日ごとにあらゆる面でどんどんよくなっている」
これは私が2年以上前から毎朝唱えているアファメーションのうちのひとつ、「私は日々あらゆる面でますます良くなっている」(エミール・クーエ、19世紀後半のフランスの心理学者)とほぼ同じです。
そして第2章の中にこんな一節があります。
いくつになってもチャレンジャー。
いつまでも輝いている自分でいられるよう、今日できることから1つずつはじめてみてください。(p59)
今日できることは……「インターネットで情報収集」かな。
2.マイナス思考の浄化
どうしてわたしばかりがこんなに苦しいのだろう。
それは「あなたの心の成長に必要なこと」だからです。(略)
時間がかかってもよいので、必ず受け入れ、立ち向かい、方法を探り、解決し、乗り越えるのです。(略)あなたにはその力がすでに備わっています。(p139)
私は、自分よりもっと重い病気にかかっている人のことを想像できます。あるいは、自分で過去に苦しんだ経験も心の奥底に沈んでいます。しかし、過去のことを悩んでいるひまはありません。今、ここを意識しなければなりません。そして私より重い人のために祈らなくてはならないのです。
私はもう50歳代半ばですが、まだまだ心は成長を続けるのです。自分を信じてあげることです。自然治癒力という大きな力が、自分に備わっている、と暗示をかけます。そして日々の生活を楽しむようにすることです。
3.「未来絵日記を描こう」
この本に出てくる「未来絵日記を描こう」は、重要ポイントといえます。
未来絵日記を描くためには次の4つのプロセスが必要です。
1.夢がかなった自分をイメージする
2.夢がかなう日を決める
3.夢がかなう日までの道のりを決める
4.未来絵日記を実際に描く(p173)
1.のイメージでは「どこで、だれと、なにを、どんな気分で」を思い浮かべます。ワクワクしたうれしい気持ちは、未来を引き寄せることができます。
2.の夢がかなう日については、具体的な日にちを設定します。
3.の道のりでは、10年後にあなたの夢が実現しているとして、そこから逆算して5年後、3年後、1年後にどのような状態になっているかを決めます。
以前の記事で、ひとつのことを10年かけて取り組めば、その道のプロになれると書きました。
しかし10年後というのは、私にとって(おそらくあなたにとっても)想像することが難しいです。
その場合は3年後でもいいそうです。
そして4.で、未来絵日記を描きます。絵日記というところが特長です。絵を描いて、色をぬり、文字を書き込みます。夢がかなった年月日とそのときの状態を書きます。夢がかなっていかにうれしいかを表現します。
私は今、ぼんやりとしたイメージがあるのですが、ここで宣言してしまうと、ちょっと恥ずかしいので、内緒にしておきます。
○今日の名言
自ら進んで求めた孤独や他者からの分離は、
人間関係から生ずる苦悩に対して
もっとも手近な防衛となるものである。
(ジークムント・フロイト)
それでは最後に、「ありがとう」
コメント