『幸運力が高まる生き方』(ウィリアム・レーネン著、中経の文庫)を読みました。良いところ9割、良くないところ1割といったところでしょうか。
1. 著者は「幸運力」を手に入れている
まず良いところから説明しましょう。
著者は、実際に「幸運力」を受け取っています。
そのエピソードについて説明します。
2002年、著者は左足を骨折する大きな事故に遭いました。そして手術をうけたのですが、手術が原因でMRSAという難病に感染してしまいます。
医者は、「もう二度と歩けないだろう」と言ったそうです。
しかし著者は、スピリチュアルな知識でこれを乗り越えます。
毎日「私は癒やされる準備ができています」というアファメーション(宣言)を唱えました。その結果、足に障害が残りましたが、歩けるようになったのです。(p4)
2. 私も「幸運力」を手に入れたい
私は現在、統合失調症ですが、この「幸運力」を会得して、治りたいと考えています。
ちなみに、統合失調症は完治することはなく、日常生活に支障のでない「寛解」という状態になれるということです。
3. 在宅勤務という幸運
私は、もう仕事で外出することはできないと思っています。
在宅で収入を得ることができればいいなと考えているのです。
具体的には、Webライターという、インターネット上の様々な媒体に原稿を書く仕事です。
そしてクラウドソーシングといって、文章を書いてもらいたい企業や個人と、文章を書くライターの仲介にたってくれるサイトがあります。
そこに登録して、文章作成の業務を請け負うわけです。
といっても、今の私に文章作成能力があるわけではありません。
4. Webライター養成講座
おもしろいことに、そのクラウドソーシングサイトに、Webライター養成のための文章講座があるのです。
100円とか200円とか、ごくわずかの収入をもらって、文章の練習をします。2か月間でWebライターになれる、という案件です。
私はさっそく応募しました。そして、応募期限が、2週間ほど先です。
そこで、本にならい、アファメーションを唱えることにしました。
「私は文章講座を受け取る準備ができています」
「今日は、新しい一日です。この新しい日は光と愛に満たされています」
「私は、新たな経験をする準備ができています。今までとは異なる経験を楽しむことができます」
アファメーションは一日に何度も唱えていいということです。
5. トンデモなところ
良くないところの1割とは、「トンデモ」なところがある点です。
「トンデモ」とは以下のとおりです。
現実や常識から逸脱した趣旨・内容、荒唐無稽な主張などを含むものを指す
出典:実用日本語表現辞典
この本は「トンデモ」なところを含んでいます。そこが冒頭に述べた良くないところです。
具体的にみていきます。
まず、アメリカのシャスタ山が、地球外、地球内のUFOの発着基地であると述べています(p196)。
またシャスタ山の地下には、レムリア大陸というものがあって、レムリア人はおよそ220cmのも背丈があると書かれています(p192)。
そしてシャスタ山は富士山などとトンネルでつながっていて、レムリア人は自由に行き来できるとのことです。
私はこれを読んでがっかりしてしまいました。こういう記述があると、本全体の信頼性の問題にかかわってきます。

気を取り直して、いいところだけを学ぼう

全体としてみれば、いい本ですものね
6. まとめ
あなたも、なにか願い事があるなら、アファメーションを活用してみませんか。
詳細について学びたいかたは、本書を手に入れてみてください。
- アファメーションで幸運力が高まる
- トンデモなところがあるのが残念
(アイキャッチ画像:RRiceさんによるからの写真)
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