人間の約1割は左利きとして生まれてくるそうです。
昔は左利きは矯正すべきものと考えられていましたが、今では「あえて矯正しない」という考え方が広がりつつあります。
左利きが有利な職業はあるのでしょうか。
1.左利きの子どもを矯正すべきか
お子さんが左利きの場合、矯正するかどうか悩みますね。
私はもともと左利きでした。
クレヨンで機関車を描くと、右側を先頭にして描くので、右から左に向かって煙が流れます。そういう絵を描いた記憶があります。
しかし鉛筆や箸は矯正されました。
今では、鉛筆・箸は右手、包丁を使うのは左手です。また野球も左投げ右打ちです。
2.左利きが有利な職業はあるのか
では左利きが有利な職業というのはあるのでしょうか。
これは決定的なものはありませんでした。
左利き用の製品を考えるユニバーサルデザインの会社でしたら、左利きが重宝されるでしょう。
また左利きの子どもに習字を教える先生も、自分が左利きなら有利でしょう。
古い統計になりますが、1960年代にフランスで左利きの人が多い職業について調査が行なわれました。
その結果、左利きが多かったのは、医師が9%、歯科医師が13%、ピアニストが10%だったそうです。
両方の手が使えるので、細かい作業が必要な職業は左利きを生かすことができるかもしれません。
3.国際的に見た左利きの割合
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冒頭で左利きの割合を約1割と述べましたが、国により違いがあります。
日本では12%、韓国では3%、アメリカでは2%だそうです。
これは矯正後の数字なのか、そこまでは確認できませんでしたが、こうしてみると日本はあながち左利きが暮らしにくい国ではないようです。
4.左利きの芸能人
左利きの芸能人はたくさんいます。男性では織田裕二、小栗旬、稲垣吾郎、日村勇紀、二宮和也、松本人志、山下智久。
女性では吉高由里子、中川翔子、新川優愛、百田夏菜子、桐谷美玲、北川景子、石原さとみ。
気がついていましたか?
5.左利きでよかったこと・悪かったこと
私が元左利きでよかったことは、食事の時に箸とスプーンを使う場合、右手に箸、左手にスプーンをもって同時に食べることができるということです。
また悪かったことは電車の自動改札。
入り口に対して右側にタッチすることになりますから、左手では不便です。
6.左利き用の万年筆・ハサミ
左利きの方向けの製品というのもいくつか見られます。
たとえば左利き用の万年筆。
こちらの万年筆は「ジュニア用」となっていて、万年筆入門の方にふさわしいものです。
また、左利き用のハサミというものもあります。左利きの人が右利き用のハサミを使うのはむずかしいですからね。
7.左利きの日
8月13日は「左利きの日」です。1992年にイギリスで提唱されました。
左利きの人でも使える道具を増やしていくことを目指しています。
こうして見てくると、私のように鉛筆・箸は右手、それ以外は左手でも可、と育てられたことが結果としてよかったなと思えてきます。
左利きでも職業に支障がないようであれば、あえて矯正する必要はないのかもしれません。

ただし矯正するなら小さい頃からのほうがいいな

大きくなってから矯正するのは大変ですからね
8.まとめ
以上、左利きに有利な職業はあるのか、左利きは矯正すべきかについて考えてみました。
ある特定の職業につくから左利きが有利、ということではないでしょう。
- 昔と比べて左利きを矯正するケースは減っている?
- いっそのこと「両手利き」を目指すのもよい
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