2019年8月19日、LINE「OpenChat」というサービスが開始されました。
しかしスタート当初から悪用を心配する声が聞こえます。
1. LINE「OpenChat」とは
LINE「OpenChat(オープンチャット)」とは、友だち以外の人と交流できる新しいチャットサービスです。
通常のLINEアカウントのユーザー名と異なるユーザー名をチャットごとに設定ができるので、名前を明らかにしないで済みます。
また全体公開のチャットと、承認が必要なチャットに分けられています。
2. LINEのユーザー数
LINEのユーザー数は以下のとおりです。
10代494万人
20代949万人
30代1115万人
40代1394万人
50代1092万人
60代872万人
3. LINEにOpenChatの通知が
今日(2019年8月21日)、自分のスマホでLINEの画面を見てみると、「新機能『オープンチャット』でトークして情報収集しよう」という表示が出ていました。
「トークルームを作成」の画面に、オープンチャットというものが表示されています。私はこわいのでこれ以上操作をするのはやめました。
4. OpenChatの禁止事項
OpenChatの禁止事項は以下のとおりです。
LINE ID(QRコード含む) / 電話番号 / 住所 などの個人情報の掲載
1:1の出会いを継続的に勧誘または要求する行為
交際相手を求める行為や出会いを目的とする行為
一緒に宿泊や居住する相手を探そうとする行為
未成年者に対する酒席の勧誘または不法な出会いを求める行為
その他社会的に容認されないと判断される出会い行為
特定の個人に対する誹謗中傷
ヘイトスピーチやいじめ / ネットワークビジネスへの勧誘
アフィリエイトや商業サイトへの誘導
わいせつな内容を含む投稿や表現
暴力的な内容を含む投稿や表現
著作権や肖像権を侵害する行為
宗教その他の団体への宣伝 / 勧誘
トークルームのトピックと無関係な雑談
むやみなスタンプの連続投稿
他の無関係なルームの招待URLなどを投稿してメンバーを勧誘する行為
その他のスパムとみなされる行為
管理人が定める運営方針に反する行為
5. OpenChatで心配なこと
OpenChatで心配なことは、ズバリ出会い系目的の利用です。
運営は上記に述べたように出会い系のための利用を禁止して、違反する書き込みがあれば削除する、としています。
しかし100%削除できるのかどうかは疑問です。
6. Twitterでも心配があった
実はTwitterでも、出会い系目的の利用について問題が指摘されていました。
「家出してきた女の子です。どなたか今晩泊めてくれる人はいませんか」というツイートに対して、一斉に「迎えに行くから場所を教えて」というリプライ・DMが送られるというものです。
Twitterの運営も手をこまねいているわけではなく、不適切な書き込みについては表示されなくなるようにしています。
しかし対策は十分ではありません。
事実、タップするとウイルスに感染させたり、アカウントを乗っ取りされたりするようなDMが送られてきます。
私のアカウントにも、今でもDMが送られてきますので、対策が不十分なことがわかります。
7. LINEの監視体制は十分か
こうしてTwitterの例をみると、LINEが「OpenChatの内容を監視する」といっても、限界があるのではないでしょうか。
新しいもの好きの人はやってみるでしょうが、危険性を十分理解した上で利用すべきです。
あまりにひどい利用が続くと、サービス自体の停止もあり得るでしょう。

やはりOpenChatは不安だな

どんな相手かわからないからこそ、心配ですよね
8. まとめ
以上、LINEの新サービス、「OpenChat」について述べてきました。
LINEに限らず、インターネットに個人の情報を入力するということは、流出の可能性があることを認知すべきです。
たとえば、スマホの電話番号など、どうして知り得たのかわからない業者から電話がかかってくることがあります。
どこからか流出しているのでしょう。
- OpenChatでは出会い系の利用は禁止されている
- Twitterでも不正利用が続いている
- LINEの監視体制に疑問が残る
(アイキャッチ画像:photoBさんによるからの写真)
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