この記事では、浅見帆帆子さんの『あなたは絶対! 守られている』という本の紹介をします。
統合失調症にかかって、「なんと自分は運が悪いんだろう」と思ったことはありませんか?
運、不運について、「自分のまわりに起こることは、良いことも悪いこともすべて自分で決めることができる」と聞いたら、あなたは驚くでしょう。
『あなたは絶対! 守られている』という本を読むと、私たちを守ってくれるものについて知ることができますよ。
1.あなたを守ってくれる力
浅見帆帆子さんのアメブロは、『あなたは絶対! 運がいい』です。
この本は、『あなたは絶対! 運がいい』の続編です。
この本の冒頭では、
タイミングの良いラッキーなことが続いて生活が変わってくるのは、(略)自分の精神レベルを上げてきたからこそ起こっていることなので、もちろん自分の意識のパワーですが、それだけではなくて、わたしたちを守ってくれる「プラスアルファの力」があるからだと思います(p6)
と述べられています。
精神レベルを上げると、良いことしか起こらなくなるのです。
では、精神レベルを上げるにはどうしたらよいのでしょうか。
・日常生活の小さなことにイライラしたり、すぐに小言を言ったりしない
・家族、友人、まわりの人々と円満に過ごす
・まわりの人に寛大になる、親切にする
・その時、目の前にあることに全力を尽くす(p17)
これを私たち統合失調症の者についてあてはめてみると、
・病気になったことに文句を言うのではなく、淡々と受け止める
・周囲の人と言い関係を持つ(医師、家族、仲間)
・目の前のこと(今の私であればブログを書くこと)に全力を尽くす
となります。
そして、「誰にでも、いつも守ってくれる見えない力があるのです。
どんな人も、どんな時でも守られているのです」と著者は述べます。
自分の意識レベルの高さだけではなく、目に見えない「守ってくれる」力の存在が、私たちの望むことを引き寄せてくれるのです。
2.人生で、自分自身の力は20%、守られている部分が80%
統合失調症で苦しんでいる人は、「なんで自分はこんなにヒドい目に合わなければならないのだろう」と思うこともあるでしょう。私もそうです。
しかし、入院していた時に比べれば、症状は落ち着いているといえるのではないでしょうか。
私もつい、抗不安薬(頓服)に頼ってしまうことがあります。
でもできるだけ頓服のお世話にならないように心がけています。
無職とはいえ、障害年金と妻のパート収入で生計をたてています。
旅行など、ぜいたくはできませんが、つつましく、かつ日々を楽しく生活することはできています。
これも目に見えない力が私を守ってくれているおかげです。
ある人は、自分自身の力は20%、守られている部分が80%と述べているそうです。
朝、作業所に出かけて、夕方、無事に帰れた。
私は作業所すら通えませんが、一日大過なく送ることができる。こういった一見当たり前のように見えることにも、守られている部分があるからこそできていることがらなのです。
人生、何が起こるかわかりません。
私は今56歳ですが、さくらももこさんが53歳で、乳がんで亡くなったというニュースには愕然としました。自分より若くして亡くなっていく人がいると思うと、今日一日、生かされたことに感謝しようと思えてきます。
「守られている」と信じるのも信じないのもそのひとの自由です。
しかし、どうせ人生をうまく生きるコツがあるなら、その考えを取り入れてみるのもひとつの手ではないでしょうか。
「守られている」と感じることは、心に平安をもたらしてくれます。
3.やってくることで、意味のないことはない
どんな時でも、やってくる話、ものごとは、その時の自分に必要な情報なのです(p109)
あなたや私が病気であることにも、必然性があるのです。
私は今、精神科を含めて4つの病院に通っていますが、それでも、意味のあることがらなのです。
落ち込んだときは、楽しくなる仲間を見つけることが大切です。
Twitterで、私、ヒロハッピー@hirohappy117をフォローしてください。私がどういう人たちと絡んで、どうやって気分のコントロールをしているかがわかります(ちょっと宣伝)
あなたの身にふりかかることがらで、意味のないことはないのです。
こうして私のブログを読んでいらっしゃるのも、なにかのご縁で導かれたことなのです。
先日私は、うつ病のかたに、Twitterで、自分の置かれた状況について相談をしました。
すると、無理に毎日更新しなくてよい、とのアドバイスを受けました。このご縁も「守られている力」に引き寄せられた結果です。私はこころがラクになりました。
Twitterに流れるタイムラインから、その人の発言を見つけたのも偶然。といいたいところですが、これも実は意味のあることがらだったのですね。
そこで私は、ブログのターゲットを「うつ病・統合失調症の方、その家族の方」に絞り込むことに決めました。
私には普段付き合っている友人というものがいません。
かつて働いていたころの友人は、私の病気が長引くと、私のところから去っていきました。スマホの番号も、メールアドレスも変えられて、連絡することができません。
年賀状のやりとりだけはしているので、手紙を出すことはできるのですが、暑中見舞いを描いても返事は来ません。
返事のこない相手にハガキを出すなんて、無駄なことをしているように思えますが、私が満足できるので、返事をもらえなくてもよいのです。
4.まとめ
小さな器でも、プラスのパワーでいっぱいにして精神レベルを上げておけば、守りのパワーも重なって、運命も開けていくのだと思います(p145)
私は、自分の精神レベルはまだ低いのだろうなと考えています、
私の幸せは、病気が治ることですが、統合失調症は完全に治ることのない病気だといわれています。高血圧、糖尿病などの病気と同じように、慢性症状が続くものではないでしょうか。
それでも散歩をしたり、体操をしたりして、わずかでも体を動かすことに気を配っています。
今年の夏の暑さは本当に厳しく、外に出るのも一苦労です。
作業所に通っている方は、本当にえらいと思います。自分を大いにほめてあげてください。
そして、もって生まれた器というのは、大きい人も小さい人もいます。
器が小さくても、プラスのパワーを満たしておけば、大きな器でマイナスのパワーがいっぱいな人よりも幸せになれるのです。
ですので、自分の器の大きさを心配することはありません。そして毎晩、眠りにつくときに、「自分は大いなる力によって守られている」と念じて、その力に感謝することが大事です。
私もiPodにこのようなセリフを吹き込んでおき、眠る前に聞くようにしています。
きっと、歩みは遅いけれど、徐々によい方向にむかっていくのだな、と実感できる日が
やってくるはずです。
それでは最後に、「ありがとう」
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