あなたは作家の猪瀬直樹さんをご存じですか?
政治家としても活躍されましたが、作家としての活動もみられます。
『日本凡人伝 今をつかむ仕事』(猪瀬直樹)の読書メモから引用します。
1.猪瀬直樹さんの経歴
猪瀬直樹さんは、1946年生まれの71歳。2007年から、東京都副知事となっています。
副知事を経て、2012年12月に都知事に就任しています。
その後、徳洲会グループからの資金提供問題をきっかけに、2013年12月に都知事を辞任しました。
いろんな人生があるんだな、と思います。
この『日本凡人伝 今をつかむ仕事』は1985年に新潮文庫より出されています。
いろいろな人のインタビューが載せられているものです。
2.ゼロサムゲーム
本にはこんな言葉が載っています。
為替市場はゼロサムゲームなんです。(略)いちばん大きく損しているのは個人でしょう。
(p91)
よくFX(外国為替保証金取引)や仮想通貨で儲けませんか、という話が転がってきますよね。
私がFXや仮想通貨に手を出さないのは、もちろん手元に資金がないからなんですが、どうもこういった手法というのは「個人だと結局は損をするのではないか」と思っているからなんです。
仮想通貨を無料プレゼント、なんていう得体のしれない話もありますしね。うっかり名前とメールアドレスを登録したら、何が起こるかわかりません。
特殊詐欺にひっかかってしまうかもしれないです。
今でも数多くの迷惑メールが来ていますしね。
いや、個人でも大きく儲けているよ、という人もいるでしょう。それはそれで結構な話です。しかし一方に、それでも失敗してしまう人もいるのだと思います。
先日も私の家に、「東京23区の中古マンションを投資用に買いませんか」という電話がかかってきましたが、ていねいにおことわりいたしました。
こちらはカツカツで毎日を暮らしているのに、投資だなんて、とてもじゃない。
それから、「今住んでいるマンションを売ってくれないか」という電話もありますね。
もしマンションを売るとしたら、こちらから不動産屋さんへ相談するのではないでしょうか。
いきなりの電話に答えるほど、お人好しではありませんのでね。
3.仕事が面白くなるのは三十代から
四方さん(ファッションショー演出家)がこれは自分の仕事だなと思い始めたのはこの数年、三十代後半。四十代になってこの方向で行けるなという判断が出てきたと思う。(p105)
そして、私はこんなことをメモに書いています。
「現在36歳の私として、同感」
私の三十代は、仕事にどっぷりつかっていました。苦労もしましたが、そのたびに「この仕事を選んだのは都民に幸せになってほしいという使命感からだ。がんばるぞ」と気合いをいれていました。
そして月150時間の残業をして、子育てにはノータッチ。
今では考えられないことですね。
ツイッターで子育てをしている男性の発言を読むと、時代は変わったんだなと感じます。
育児参加が当たり前なんですね。
仕事も育児もこなす、理想の男性の姿がみられます。
4.まとめ
そしてまさかの発病。私の四十歳代は病気との闘いでした。それが今に至り、病気は続いています。同じ病気で苦労している人のツイッターをみると、「自分ひとりではないのだな」と励まされます。
「病気は治る」と心から信じなければ、決して治ることはありません。
医学的には、治ることはなく、症状が落ち着くだけ、といわれている病気ですが、はたして治ることはあるのでしょうか。そして私はどんな仕事をしているのでしょう。
今の私には作業所に通う元気もなく、日々家で暮らしています。
なるべく頓服薬を飲まないようにしているのですが、今朝も抗不安薬を飲んでしまいました。妻が出勤する時間までパソコンを開かないので、その間に不安な気持ちが押し寄せてくるのです。するとじっとしていられない。体をゆすったり、正座とあぐらを繰り返したりしています。
昨日の夕方から夜にかけて、悲しい気持ちでいっぱいでした。今日はそれをひきずるのをやめようと決心しました。抗不安薬を飲んだのだからもう大丈夫。
この世の中にはいろいろな人生を送っている人がいる。猪瀬直樹さんのようにジェットコースターのような人生を歩む人もいる。私より苦しいことを味わっている人などゴマンといる。
必ず乗り越えてみせる。
○今日の名言
この世界は食べ物に対する飢餓よりも、
愛や感謝に対する飢餓の方が大きいのです。
(マザー・テレサ)
それでは最後に、「ありがとう」
コメント