今回は、昨日に続き、20年前の読書メモからです。
あなたは人間関係に疲れたと感じることがありますか?
社会で生きていく以上、人間関係から逃れることはできませんね。
でも、考え方ひとつで、人間関係がラクになることができるんですよ。
今日はそんな方法について説明しますね。
『人間関係がラクになる心理学』國分康孝(PHP文庫)という本からの引用です。
1.人生はいやなことがあって当然
人生は自分のためにつくられたものではないから、いやなことがあって当然(p57)
人生、いやなことがあって当然という点については同感です。
しかし、「自分のためにつくられたものではない」というところについては、別の考えをもっています。
人生では、「いやなこと」も必然的に起こるように、自分で計画して生まれてきたのです。
スピリチュアルな話に聞こえるかもしれませんが、自分の人生というのは、生まれる前に自分で決めてくるものなのです。そして、生まれたとき、そのことを忘れてしまうのです。
それでも自分に与えられた課題を乗り越えるため、あれこれと努力するのです。
人それぞれ課題は違います。ですが、必ず乗り越えられるようにできているのです。
2.いつも「いい顔」をしなくてよい
人と付き合っていく際に、いつも「いい顔」をしなくてよいそうです。少し心がラクになります。
いつも「いい顔」をしなくてよい。自分の人生の幸福は自分で確保せねばならないのだからやむを得ない(p92)
これは、先日書いた「誰からも好かれようなどと思う必要はないのです」ということと同じ趣旨ですね。
関連記事>人づきあいが下手な人へ! 『人づきあい面白心理学』の読書メモを発見
まわりに合わせることばかり考えていると、自分を見失います。こんなに相手のことを思っているのに、なぜ自分は報われないのか、などと感じてしまいます。
別にエゴになれといっているわけではありません。
自分というものを深いところで肯定しておく必要があるのです。
3.相手の立場に立つ
「相手の立場に立つ」というのも、言葉にすることは簡単ですが、実際にやろうと思うとけっこう難しいものです。
妻と話すときは妻の身になってきく修業をせめて一年続けると、「人が変わった」と評されるようになるだろう(p103)
私は妻と話すときに、特につっけんどんになるということはありません。ちゃんとあいづちを打ちながら聞くようにしています。
けれども、本当に妻の立場に立っているかと問われると、自信がありません。「家事をやってくれて当たり前」「食事を作ってくれて当たり前」と思っている自分に気づきます。
感謝の気持ちを心の中で思うだけでなく、口に出す必要があります。照れくさいですが、なにかをやってもらったら「どうもありがとう」という回数を増やしていきたいです。
4.まとめ
20年前に「人間関係」についての本を続けて読んでいたなんて、なにかトラブルでもあったのでしょうか。今振り返ってみると、いい上司と悪い上司とがくっきりと浮かび上がります。
自分で「よい人間関係」というものを考え、少しずつ実践にうつしていく。今、組織で働いているあなたには、自分を大切にしながら、相手のことも考える、ということを行なってもらいたいです。
○今日の名言
多くの場合、
成功は成功するまでの所要時間を
知っているか否かにかかっている。
(モンテスキュー)
それでは最後に、「ありがとう」
コメント