O157の消毒方法は?実は2019年にも食中毒が発生していた!

05月

1996(平成8)年7月、大阪府堺市で、O157(オー157)による大規模食中毒事件が起こりました。

もう24年も前のことなんですね。

若い方は覚えていらっしゃらないかもしれません。

私も遠い記憶の彼方のことだと思っていました。

しかし2019(平成31)年2月にも、O157による食中毒事件が起こっていたのです。

今回はO157の消毒方法についてみていきます。

1.O157とは

O157とは、「腸管出血性大腸菌」と呼ばれ、大腸菌の一種です。

健康な人でも大腸菌をもっており、ほとんどのものが無害ですが、なかにはO157のように強い毒素を出す大腸菌があります。

O157は食品やヒトを通じて感染します。

食中毒は6月くらいになると発生しますが、O157は気温の低い時期でも活動するため、5月末くらいから予防が必要です。

2.O157対策としての消毒方法

消毒方法としては、調理の時、食事の時、排便後に念入りに手を洗うことから始まります。

手の洗い方についてはこちら

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手を洗うときは、もちろん固形石鹸でもいいのですが、子どもさんのいる家庭など、こちらにあるような「ミューズ」の泡タイプなどはいかがでしょうか。

引用元 Amazon

3.逆性石鹸

あなたは「逆性石鹸」というものをご存じでしょうか。

若干手間はかかりますが、手の消毒のために、逆性石鹸を使うという方法があります。

普通の石鹸は、陰イオンの働きで汚れを落とします。

プラスの電気を帯びているたんぱく質(垢など)と結びつき、水で洗い流すことにより、手の汚れを落とすのです。

一方「逆性石鹸」とは、陽イオンの働きで殺菌消毒をします。

陽イオンはマイナスの電気を帯びているカビや細菌と結びつきます。

それによりカビや細菌の細胞を変質させて、無効化させます。

普通の石鹸と逆性石鹸は正反対の性質をもっているため、取り扱いに気をつける必要があります。

具体的には、まず普通の石鹸で汚れを落とします。

そして石鹸成分を洗い流します。

その後逆性石鹸で殺菌します。

逆性石鹸には次のようなものがあります。

引用元 Amazon

商品名 塩化ベンザルコニウム

逆性石鹸は、手を洗う際には100倍~200倍に薄めて使います。

原液が手に付くと大変なので、必ず手袋をします。

たとえば、図にあげた塩化ベンザルコニウムでは、キャップ2杯の原液を1リットルの水に薄めると100倍、キャップ1杯の原液を1リットルの水に薄めると200倍になります。

薄めた液は2~3日で使い切りましょう。

 

4.大阪府堺市で起きた大規模食中毒

1996(平成8)年7月、大阪府堺市で学校の児童に、給食を原因とした食中毒が起こりました。

これがO157によるものです。

児童7,892人を含む9,523人が、下痢や血便症状を訴えました。

そしていたましいことに3人の児童が命を落としたのです。

大人の間にも二次感染が広がりました。

O157の原因物質として推定されたのが、井戸水、牛レバー刺し、牛角切りステーキ、牛タタキ、ローストビーフ、サラダ、カイワレ大根、キャベツ、メロン、白菜漬けなどです。

このときは大阪で栽培されたカイワレ大根が風評被害で売れなくなったため、当時厚生大臣だった菅直人元首相が、記者団の前でカイワレ大根をほおばっていました。

 

父さん
父さん

今でもテレビで見た画面をはっきり覚えているな

 

母さん
母さん

それにしてもずいぶんと大規模な事件だったのですね

5.2019年に起きたO157感染事件

2019(平成31)年2月、焼肉店(同じ系列の複数の店)で食中毒が発生しました。

8自治体にも及ぶ13人の患者の便からO157が検出されましたそうです。

O157は、もう遠い昔の事件だと思っていたら、現在でも起こっていたのですね。

そしてO157は菌が100個程度で病気を引き起こします。

通常の食中毒菌は100万個で病気を起こすといわれていることに比べて、いかに強い菌であるかがわかります。

感染者の約半数は、一週間程度の潜伏期間を経て、激しい腹痛を伴った水様便が頻繁に出ます。

そしてそれがまもなく血便へと変わります。

6.食中毒の防止策

それでは食中毒を防止するにはどのようにしたらよいのでしょうか。

先にあげた手の消毒の他に、食品の加熱がカギになります

ほとんどの細菌やウイルスは、加熱によってなくなります。

肉や魚は当然ですが、野菜も加熱しましょう。

肉料理は中心までよく加熱することが大事です。

父さん
父さん

だから私はステーキはウェルダンしか食べないことにしている

また、もし家庭内に感染者が出てしまった場合、拡大を防止するにはどうすればよいでしょうか。

これは、感染者とその家族は食事の前に丁寧に手を洗います。

おむつ交換など、感染者の便を扱うときには使い捨ての手袋を用いましょう。

乳幼児は感染者の後に入浴しないようにします。

また、バスタオルは共用で使うのではなく、一人1枚を使うようにするとよいでしょう。

7.まとめ

以上、O157のもたらす食中毒について、消毒方法、事件の例、防止策について述べてきました。

O157にかぎらず、食中毒の予防は大切なことです。

・予防策として念入りに手を洗い、場合によっては逆性石鹸を使う
・現在でも発症例がある
・食品の加熱に留意する

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