よく「お盆には先祖の霊が家に帰ってくる」といわれますよね。
私は父を早くに亡くしています。私が高校生の時に、父は45歳で亡くなりました。
そして私は二人兄弟の長男です。
また、私は妻と二人暮らしです。
隣の市に母と、私の弟(独身)が住んでいます。
そして弟の家に仏壇があります。
お盆には弟の家に行って、供養をすればよいのでしょうか。
1. お盆の時期について
お盆の時期について調べると、7月13日~16日という説と、8月13日~16日という説が出てきます。
そして東京などの地域では7月にお盆の行事をすると説明されています。
私は東京住まいですが、お盆は8月に行なっています。
2. 仏壇のない家ではどう供養する?
私の家には仏壇はありません。
なので、仏壇にお供えをするとしたら、弟の家に行くことになります。
仏壇に供えるものについて調べてみました。
もし、あなたの家が、親戚も含めて仏壇のない家だったら、仏壇の代わりに、部屋の隅に飾り付けを行なうことが考えられるでしょう。
仏壇に供えるものは、まずお線香。
そしてろうそく。ろうそくの火は、お線香につけるというだけでなく、ろうそくそのものに意味があります。
そこでろうそくを灯して、お祈りしたあと、手を使って吹き消します。
それからお水。これは毎日替えるようにしましょう。
続いてキュウリとナスの飾り物。これも皆さんご存じでしょう。
キュウリは馬を表わし、ご先祖様が足の速い馬に乗ってこの世へ帰ってくるといわれます。
ナスは牛を表わし、ゆっくりとあの世へと戻っていくと説明されます。
そして宗派によりますが、花、煮物、団子などを供えることがあります。
また「盆ちょうちん」を飾るところもあります。
3. 自宅に仏壇のある人の割合
ある調査によると、自宅に仏壇がある人の割合は約4割だそうです。
出典:マイナビニュース
私はもっと低いかと思っていました。
私の今のマンションでは、仏壇を置くスペースがありません。将来が不安です。
歳をとって、このまま今のマンションに住み続けるかどうかもわかりません。
私が長男ですから、本来ならば仏壇を引きとらなくてはなりません。
ですが、今から考えても始まりません。
その時になってみないとわからないことです。
4. お盆にお墓参りをする
実は、私の母は、今年から認知症で入院しています。したがって今は弟が一人で暮らしていることになります。
今まで、お盆に弟の家で何か特別なことをしていたとは聞いていません。
弟の一人暮らしですから、料理などの手間をかけるわけにはいきません。
やはりここは、お墓参りで済ませるのがよいと思います。
あの世から帰ってくるご先祖様を家に迎えるという趣旨とは異なってきますが、ご先祖様にお祈りするためには、お墓参りをするのもとても大切なことだと思うのです。
5. お盆に実家に帰ってお金を包むとき
お盆に帰省して、親戚が実家に集まるときには、お供えについて事前に調整しておく必要があるでしょう。
お供え物がかち合ってもしかたがないので、お金を包むという方法があります。
相場について調べてみると、5,000円前後でよい、とされています。
これを目安にすればよいでしょう。
後はお墓参りをするときに、かかった費用を分担すればいいです。
6. お寺さんへの付け届け
お盆と年の暮れには、お寺さんへ付け届けを行ないます。
私のお寺は事務的にさっぱりしており、付け届けを入れる袋を送ってきます。
金額も決まっていますので、それに従います。
付け届けのことも考え合わせると、やはりお盆にはお墓参りをするというのがよさそうです。
私の父親のお墓は、近くの市にあります。
なので、その気になりさえすれば、簡単にいくことができます。
一方、妻の父親のお墓は、近県にあり、出かけるのには苦労します。
妻の母親は高齢で一人暮らしです。
先日のゴールデンウィークの際も、妻が母親の家へ泊まりにいきました。
私はもう何年もごぶさたしています。

私の家のお墓参りと、お母さんの家のお墓参りがあるから、日程を調整しないといけないな

お父さんが病気で具合悪いようでしたら、私の方のお墓参りは来なくていいですよ
7. まとめ
以上、お盆の過ごし方について、仏壇のない家ではお墓参りをしよう、と説明してきました。
私は妻と二人で、「もし亡くなったら大々的な葬儀などせずに、家族葬にしよう」と話し合っています。
私は病気のため、外出するのが困難です。
それでも祖先を敬うというのは大切なことです。
けじめですので、きちんとお墓参りに行きたいと思っています。
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