引き続き『占い・まじない図鑑』からの紹介です。占いの種類にはいろいろなものがあります。
『日本の占い・まじない図鑑3』という本に載っていた占いを紹介します。
1. 『占い・まじない図鑑3』
今日ご紹介するのは、シリーズ全3巻の第3巻目、『みたい!しりたい!しらべたい! 日本の占い・まじない図鑑 3 現代の暮らしやあそびのなかの占い・まじない』という本です。
2. 血液型占い
まず載っていたのが「血液型占い」です。
血液型と性格を結びつける考え方は、 日本で始まったというのは知っていましたか?
昭和の初期に現われた考え方なのだそうです。
1927(昭和2)年、東京女子高等師範学校(現在のお茶の水女子大学)の古川竹二教授が論文を発表し、血液型と性格との関係について述べています。
参考:日本文化研究ブログ
今でも「あなたの血液型は何ですか?」と聞いて、「それなら○○という性格ですね」と会話の糸口にすることがあります。
しかし『占い・まじない図鑑』には、「現在では血液型と性格との関連に 科学的な根拠はないといわれている」と記載されています。
それでも占い師の中には血液型占いを行なっている人がいます。
血液型と誕生日を組み合わせるなど、工夫している方もいるようです。
3. 京都貴船神社の「水占い」
京都府京都市にある貴船(きふね)神社には、「水占い」というものがあります。
紙を水につけると、文字が浮かび上がるそうです。
1枚200円。水占いの受付時間は午前9時から午後5時です。
京都貴船神社へのアクセスは、叡山電鉄「貴船口」駅から、バスで「貴船」下車。徒歩5分。
車でアクセスすることも可能ですが、駐車場が25台分しかないので、なるべく電車とバスを利用する方がいいです。
4. 春日大社の鹿みくじ
奈良県奈良市の春日大社では、「鹿みくじ」というものが販売されています。
一刀彫りの鹿がおみくじをくわえている「鹿みくじ」、1枚500円。
陶器の鹿がおみくじをくわえている「白鹿みくじ」、1枚600円。
神社では二拝二拍手一拝が決まり事ですね。
春日大社へのアクセスは、JR大和路線・近鉄奈良線「奈良駅」から奈良交通バス(春日大社本殿行)約11~15分、 「春日大社本殿」下車すぐです。
車の場合、名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分です。駐車場は100台となっています。
5. 川越氷川神社のあい鯛みくじ
埼玉県川越市の川越氷川神社は、縁結びのスポットとして有名。
赤い鯛は「一年安鯛おみくじ」、ピンク色の鯛は「あい鯛みくじ」。
鯛の尾っぽにおみくじがさしてあるそうです。
安鯛みくじは「安泰」との語呂合わせ、あい鯛みくじは「会いたい」となっています。
お値段は両方とも300円です。
川越氷川神社のアクセスは、東武東上線川越駅(本川越駅)からバスで(東武バス上尾駅西口行きほか(埼玉医大経由)「宮下町」下車1分) です。
車の方は川越ICから20分。駐車場は300台。
6. 私がひいたおみくじ
私が今年のお正月に近くの天神様でひいたおみくじは、「小吉」でした。
あせらばあせる程 苦しみ多く 騒げばさわぐほど損をする災い添う運です けれど何事も控え目にして心静かに身を守り信心怠らなければ却って後は大の幸福あり
う~ん、当たっている! もう今年も半分以上過ぎてしまいましたが。

父さん、本当に信心していますか

いやあ、めんぼくない
7. おみくじの歴史
今でこそ一般の人々がひいているおみくじですが、かつては神様の意志を知るための儀式でした。
1242年には天皇を決める際にくじ引きが行なわれたそうです。決められたのは後嵯峨天皇です。
貴族たちが真剣に占っている様子が目に浮かびますね。
今のように庶民に広がったのは江戸時代です。
8. まとめ
今回の記事は、本に記載されている内容の紹介だったため、占いというよりは、おみくじについての説明となりました。
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ポイント
- 血液型占いに科学的根拠はない
- 神社によってさまざまなおみくじが用意されている
参考

(アイキャッチ画像:ATOHSさんによるからの写真)
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