お正月の折り紙にはいろいろなものがありますが、今回は「自立するだるまさん」を作る方法について説明します。縁起のいいだるまさんを簡単に作れますから、お子さんと一緒に挑戦してみてください。
1.折り紙のだるまさんの作り方
それでは折り紙のだるまさんの作り方です。
まず、1枚の折り紙を用意して、8×8のマス目を作ります。
半分に折って、下の辺が真ん中の線に来るように折ります。上の辺も同様に折ります。
裏返して、さらに下の辺が真ん中に来るように折ります。上の辺も同様です。
折り目がついたら開いて、90度になるよう回します。そして同じ方法でマス目を作ります。
マス目がついたら、まず一番上の辺を下に折り、右のマス目3つめのところからななめに折ります。
同様に、左側も折ります。次に、一番下の辺を上に折り、てっぺんのマス目2個分のところに合わせて上に折ります。
線を引いたところをすべて谷折りにします。
表に返して、右側の、今付けた谷折りのところを中に折りこむようにします。
左側も同様に折ります。裏を折ると、立たせることができます。
以上で完成です。
2.だるまさんの由来
達磨(だるま)とは・・・南インドのタミル系パッラヴァ朝において
国王の第三王子として生まれ、禅宗を開祖しました。
378年に生まれ、528年11月2日に
150歳で亡くなったと言われています。
150歳で亡くなったとは……すごい伝説ですね。
達磨大師は、壁に向かって9年間、座禅を行って
手足が腐ってしまったとの伝説があり、その結果、
手足のない置物が作られるようになりました。
いずれも「「だるま(ダルマ)さん」って誰?・なぜ赤いの?・目がないの?」からの引用
私の妻の実家に、「面壁九年(めんぺきくねん)」と書いた掛け軸がありました。義父が書いたものです。(義父は書道の先生でした)
だるまさんが壁に九年向かったように、辛抱強く努力することを意味しています。
私はだるまさんについて、なにか願い事をして、それが叶ったら目を入れる、と思っていました。それも間違いではないのですが、お正月に、だるまさんに目を入れて、その年の幸福を願う、という風習もあるそうです。
達磨(だるま)は、仏教の歴史上、活躍した人物だといわれます。最澄、空海など、宗派の開祖と呼ばれる人たちがいますよね。その仲間のひとりだそうです。
では達磨は具体的に何をしたのでしょう。
達磨は、インドから中国へ仏教を伝えた人だといわれています。
そんな人が「だるまさんがころんだ」とか「だるまさん、だるまさん、にらめっこしましょ」などと、遊びの中に取り入れられているというのも、考えてみれば不思議な話です。
だって他の高僧が遊びに関係している例なんてありますか?
3.まとめ
だるまさんの由来を知ることで、これからだるまさんを見たときに「自分も一つのことに集中して努力をしなければ」と思うようになるでしょう。
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○今日の名言
しなやかな心は恵まれている。
それは決して折れることがないのだ。
(アルベール・カミュ)
それでは最後に、「ありがとう」
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