中国当局が報じたところによると、2020年3月、ジャイアントパンダなどの動物が「絶滅危惧種」から「準絶滅危惧種」に引き下げられました。
その理由は何でしょうか。
また、あなたは今日本に何頭のジャイアントパンダがいるか知っていますか?
今日はジャイアントパンダについての話です。
1.パンダが「絶滅危惧種」でなくなった理由
ジャイアントパンダが絶滅危惧種でなくなった理由は、生息地である環境の保護と、人工的な繁殖のおかげです。
従来は、農地開拓のために生息地が破壊されていましたが、自然環境の保護に力をいれるようになったのです。
これにより野生のジャイアントパンダは、1980年代には1,100頭前後でしたが、2020年には1,800頭を越えるようになりました。
これには密猟を禁止した効果も含まれるといいます。
これに加えて、人工的に600頭増えたそうです。
繁殖が困難だとされるジャイアントパンダであるため、この実績はすごいことです。
2.日本にいるパンダの数は?
日本にいるパンダは10頭です。意外と少ないんですね。
2-1.神戸王子動物園の「タンタン」
神戸王子動物園のメスのパンダ「タンタン」は25歳。人間で言うと70歳にあたるそうです。
にもかかわらず、目のふちどりの黒い部分が可愛らしいことから、「神戸のお嬢様」と呼ばれています。
「タンタン」は2020年中に中国へ引き渡されることになっています。
「中国に返還されたパンダの代わりが贈られることは必ずしもない」といいますから、近くに住む方は、防寒対策をしっかりして、見にでかけてはどうでしょうか。
2-2.上野動物園に3頭
東京の上野動物園には、中国生まれのオスのパンダ「リーリー」、メスのパンダ「シンシン」、2017年6月に上野動物園で生まれたメスのパンダ「シャンシャン」がいます。
ですが上野動物園生まれのパンダも所有権は中国にあるとのことです。
2-3.和歌山アドベンチャーワールドに6頭
和歌山アドベンチャーワールドでは6頭のパンダがいて、もっとも若いのは2018年8月生まれのメスの「サイヒン」です。
3.昭和世代に懐かしいのは「ランラン」「カンカン」
昭和世代の私になじみがあるのは、なんといっても上野動物園の「ランラン」(メス)と「カンカン」(オス)です。
1972(昭和47)年に中国からやってきました。
ときの総理大臣は田中角栄。「日中国交正常化」を実現しました。
私も何歳のときかは忘れましたが、親に上野動物園につれて行ってもらったことがあります。
パンダの前は一方通行の列。大人気だったのですね。
4.上野動物園の年間入場者数
上野動物園の年間入場者数は500万人近くといいますから、パンダの実物を見た人の割合も結構多そうですね。
ですが上野動物園生まれの「シャンシャン」も2020年末で中国に引き渡されるそうです。
残念ですね。

パンダも外交の道具に使われているのだな

会えなくなるのはさびしいですね
5.まとめ パンダは絶滅危惧種ではない
パンダが絶滅危惧種ではなくなったからといって、まだまだ外交の道具として使われることが考えられます。
当のパンダたちはなにごともないかのように竹を食べているんでしょうけどね。
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