この記事では、『<不良>のための文章術』永江朗
(NHKブックス)の紹介を行なっています。
あなたが統合失調症であろうとなかろうと、プロのライターとはどういうものか知っていて損はないですよね。
なぜなら、いわゆる作家でなく、ブログを書く人として、読み手に楽しんでもらえる記事を書くことが必要だからです。
1.プロライターとは
のっけから<不良>とは、「おやっ」と
思わせるタイトルですね。
著者は、まえがきで<不良>について
「プロ」とふりがなをつけて説明して
います。
<不良>は「不良品」の「不良」です。
(略)
美しく正しい文章なんて、退屈で
眠たくなるだけです。そんなものは
シロウトにおまかせしておけばいい。
プロは客を退屈させてはいけません。
(p12)
プロが書く文章は、読者主体です。
読み手にどれくらい楽しんでもらえるかが
勝負どころとなります。
2.プロ=不良なのか
プロを「不良」と呼んでいるように、
一見、ほかの文章術の本とは違って、
斜に構えた本のようにも思えます。
しかしそうではなく、しごく真っ当な、
また具体的なアドバイスに満ちています。
著者の永江さんは、この本が出版された
2004年で、「20年間文章を書き続けて
いる」と述べています。
2018年の現在でも、永江さんは連載を
もっています。
ということは30年以上のキャリアが あることになります。
それだけ文章を書き続けたというのは、
著者の目が確かで、世間に受け入れ
られてきたということでしょう。
どんな読者層の雑誌かによって、
文章を書くニュアンスを変えています。
それも実力のある証といえます。
3.ライターになるには「本の紹介文」を書く
ライターになる練習としては、「本の紹介文」を書くことがあげられます。
たとえば、ブログネタに困ったときでも、自分が読んだ本を紹介すれば、
それで1記事になります。
ただし、引用には注意が必要です。
あくまでメインの内容があり、それを補足するものとして本の紹介文があるのです。
ですので、引用は記事全体の1割程度にしておくといいでしょう。
4.ライターへの道はきびしい
ここで、「ライター」とはどんなものを指すのでしょうか。
本の著者、ゴーストライター、コラムニスト、エッセイスト、雑誌の連載など、いろいろなパターンが思い浮かびます。
しかしプロのライターになるためには、それこそ何年、何十年という練習がなければなりません。
ブログライターはどうでしょう。
一見、自分の思ったことを書けばよいので、簡単そうにみえます。
しかしブログライターとして、人気のあるブログを作るには、「読んでくださった人のためになる記事」を書かなければなりません。
「俺のブログだ、俺の好きなことを書いて何が悪い」と感じた方は、どうぞその道をお進みください。
ですが、ブログに来訪した方の興味をひくことができれば、あなたのファンになってくれる可能性があるのです。
そうすればリピーターになってくれます。
だからブログライターというのは、誰でもなれそうでいて、実は奥が深いものなのですね。
5.プロのライターの仕事場
ライターさんの仕事場って、本や資料がうず高く
積まれている、という印象があります。
一般人である私にとって、本を買うお金も、
本を置くスペースもごくごく限られています。
この本も図書館で借りてきたものです。
手元に置いておきたいですが、スペースがありません。
せいぜい読書ノートをとるのが関の山です。
6.まとめ
これからブログ記事を書いていく前提として、文章術の本を読むことが欠かせません。
『<不良>のための文章術』を読むと、一歩踏み出すことができます。
ここのところ、(2018年7月20日現在)図書館へ行っていません。記事はもっぱら以前読んだ本の紹介を行なっています。読書ノートが役に立ちます。健康のため、近くではありますが、散歩をするようにしています。以前はついつい下向きがちに歩いていたのですが、気を取り直して、胸を張って歩くようにしています。
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それでは最後に、「ありがとう」
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