この記事では、立春・立夏・立秋・立冬の2018年と2019年の日付の比較、二十四節気について説明します。また、「旧暦」についても調べました。昔の暦に基づく、立春を初めとする二十四節気について、なにかと話題になることが多いですよね。その意味を知っておくと、役に立ちますよ。
1.立春・立夏・立秋・立冬の2018年と2019年の日付の比較
区分 | 2018年 | 2019年 |
立春 | 2月4日 | 2月4日 |
立夏 | 5月5日 | 5月6日 |
立秋 | 8月7日 | 8月8日 |
立冬 | 11月7日 | 11月8日 |
それぞれの特徴についてみていきましょう。
- 立春 旧暦正月の正節 この頃から気温は上昇に向かい始める
- 立夏 旧暦4月の正節 新緑があざやかになる
- 立秋 旧暦7月の正節 風や雲に秋の気配が感じられる
- 立冬 旧暦10月の正節 日の光が弱くなり、木の葉が落ちる
これらはいずれも「二十四節気」に含まれています。
二十四節気(にじゅうしせっき)とは 一年を春夏秋冬の4つに分け、さらに6つずつに分けたもののことです。
「節」と「気」(または「中」)があり、交互に並んでいます。
「節は季節を分けるもの、気は月の名前を定める」とされ、それぞれ正月節、正月中、二月節……十二月節、十二月中と区分されています。2×12で24になりますね。
正月節が現在の立春にあたります。
2.旧暦とは何か
ではこれらのもとになる旧暦とはどういうものでしょうか。
現在私達が使っている暦(グレゴリオ暦)は、太陽の動きをもとにして作られているため、「太陽暦」と呼ばれます。
一方、太陽暦が明治6年に採用される以前の日本では、月の満ち欠けをもとに、季節をあらわす太陽の動きを加味して作られた「太陰太陽暦」が使われていました。
一口に太陰太陽暦といっても、歴史の中ではたくさんの暦法(計算の規則)が使われてきましたが、太陽暦への改暦の直前に使われていた「天保暦」と呼ばれる暦法のことを、一般には「旧暦」と呼んでいます。
国立天文台のサイトから引用
旧暦・二十四節気を知るには『高島易断本暦』を購入しましょう。
またスマホアプリで有料(120円)になりますが「e六曜」というものがあります。
3.立冬について
この原稿を書いているのは、2018年11月9日で、立冬から2日たった日です。
立冬といいますが、東京の平均気温は2017年10月と11月でどれくらい違うものでしょうか。
10月の平均気温が16.8度、11月の平均気温が11.9度と、5度近く下がっています。
気象庁のサイトより
わが家では先日コタツを出しましたが、まだスイッチはつけていません。


今日は雨が降っていて、コタツをつけていいほど寒くなっています。
4.立春・立夏・立秋・立冬の行事
続いて、立春・立夏・立秋・立冬の行事についてみてみましょう。
立春の行事
立春の日、お寺で門に「立春大吉」と書いた紙を貼ります。この文字を縦書きで読むと、左右対称ですね。一年間災難にあわないという願いを込めて飾るものです。
立夏の行事
梅雨入り前に豊作を願うため、田植えの行事が行われています。田植えの神様は男性なので、女性が行事を行なうとされているそうです。
立秋の行事
立秋ということで特別な行事はないそうですが、お盆の近くにあたるため、お墓参りなどが行なわれます。また立秋を過ぎると「暑中見舞い」が「残暑見舞い」になります。
立冬の行事
立冬ということで特別な行事はないようです。冬至の日に「かぼちゃ」を食べるとよいといわれているように、かぼちゃや白菜が旬を迎えます。
5.まとめ
以上、2018年と2019年の立春・立夏・立秋・立冬についてみてきました。
「立冬」を過ぎて、いよいよ寒くなります。ただでさえ出不精な私が、ますます外出したくなくなります。それでも認知症の母の介護など、出かけなければいけない用事があります。
また、よく「立春と言ってもまだ寒い」とかいいますが、「立春」は1年の始まりですから、寒いのは当然なんですね。
先に述べた『高島易断本暦』は、生まれ年による日々の運勢などが載っており、読むだけでも楽しいですよ。
○今日の名言
経験を賢く生かすならば、
何事も無駄ではない。
(ロダン)
それでは最後に、「ありがとう」
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