暦を表わす言葉に「二十四節気」というものがあります。
今回はこの中から「処暑」について説明します。
あなたは「処暑」という言葉を読めますか?
そして時期や意味を説明できるでしょうか。
「暑」という字がついているから、夏のことではないかな、と思います?
以下みていきましょう。
1. 処暑の意味
「処暑」とは「しょしょ」と読みます。毎年8月23日頃を指します。
2019年も、8月23日が処暑となります。
「処暑」の意味は、「暑さもようやくおさまり、朝夕は初秋の気配がただよいます」と説明されています。
実際にはまだ暑さが残っていますよね。
2. 立秋より前? 後?
ではここで問題です。処暑は「暑さがおさまる」という意味ですが、「立秋」とはどちらが先でしょう。
答えは「立秋」です。8月7日頃が「立秋」で、暦の上では秋になります。
「処暑」は「立秋」の後ですから、夏を示す言葉ではなく、秋を示す言葉であることがわかります。
そして暑中見舞いを出す時期は、立秋までとされています。
立秋をすぎると、「残暑見舞い」になります。
残暑見舞いを出す期間は、処暑の候(8月23日~9月8日)です。暑中見舞いをいただいて、お返しをしていないときには、忘れずに残暑見舞いを出しましょう。
3. かもめーるは8月中に出そう
郵便局で販売されている「かもめーる」という暑中見舞い用ハガキがあります。
かもめーるを使って暑中(残暑)見舞いを出す時には、8月末までにだすようにしましょう。
それというのも、かもめーるの賞品の当選発表が9月初めに行なわれるからです。
ちなみにかもめーるは6月1日から販売されています。
4. 処暑の頃は台風が多い?
話を処暑に戻します。この頃は、台風が多いことで知られています。
たとえば、二百十日(9月1日頃)。立春の日から数えて二百十日目をいいます。
この日は「台風特異日」と呼ばれ、昔から台風の被害に警戒が必要な日でした。
特に稲作農家には大問題だったのです。
今では農家だけではなく、市街地でも被害が発生することがあります。
ちなみに2018年は台風の多い年でした。
最大風速54m/s以上の「猛烈な強さ」まで発達した台風は7個で、データのある1977年以降で、これまで最多だった1983年の6個を上回った。
甚大な被害をもたらす記録的な台風が多い1年だったと言える。
発生した29個の台風のうち日本へ接近した台風は平年値の11.4個を上回る15個で、そのうち日本へ上陸した台風の5個という数字は平年の2.7個の約2倍の多さだ。
出典:FNNPRIME
5. 処暑の頃に食べるもの
処暑の頃に食べるものといえば、なんといってもサンマの塩焼きです。
新鮮なサンマでしたら、ワタごと食べられるそうです。
ワタにも栄養が含まれていますよ。

サンマの塩焼きと聞いただけでよだれがでてくるよ

大根おろしも忘れないようにしましょう
6. まとめ
以上、「処暑」の読み方と意味について、関連する事柄も含めてみてきました。処暑に限らず、旬の食べ物をいただくというのは、健康にもよいことです。
参考

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