あなたは、正月三が日がなぜお休みか知っていますか? 1月1日が元日なのはわかるけれど、では2日と3日は何の日なのでしょう? 今日はこの点について調べてみます。
1.正月三が日 「国民の祝日」と「休日」
まず、「国民の祝日」は元日だけです。これは「国民の祝日に関する法律」で、1月1日を元日として、年の初めを祝う日と定められています。
ちなみに元旦とは「元日の朝のこと」をいい、元日一日をいうのではないということも覚えておいてください。
「行政機関の休日に関する法律」により、12月29日から1月3日までが休日と定められているのです。
「休日」とは法令等により労働義務のない日のことです。
行政機関が休日のため、これにならい、民間企業もお休みとなるわけです。
例外はサービス業・公共交通機関などです。正月三が日もお休みになりません。たとえばコンビニは三が日も開いているでしょう。
日本で初めてのセブンイレブンは1974年に開店されたそうです。
私が子どもの頃は、三が日(特に元日)はお休みの店が多かったです。「初売り」は1月2日だったんですね。
2.「三が日の読み方」と「正月」との違い
続いて三が日の読み方について見ていきましょう。
三が日の読み方「さんがにち【三箇日・三ヶ日・三が日】」 正月の元日・2日・3日の3日間。 〔ふつう「三ヶ日」「三が日」と書く〕
コトバンクより引用
ですが「三ヶ日」と書くと「みっかび」と読んでしまい、浜松市の一部を連想させてしまいます。やはりここは「三が日」と書きましょう。
これは「正月の定義」によります。一番長いのが1月1か月間を指すというものですが、これはあまり一般的ではありません。
次にいわゆる「松の内」までを正月と呼ぶものです。関東では1月7日、関西では1月15日までがこれにあたります。この辺だとなんとなくわかります。お休みではないですけれどもね。
そして「正月」とは「三が日」を指すというもの。やはりこれがお休みという点で一番しっくりきますね。
3.正月の由来
正月とはもともとどういう由来を持っていたのでしょうか。
正月は家に歳神様をお迎えし、祝う行事です。歳神とは1年の初めにやってきて、その年の作物が豊かに実るように、また、家族みんなが元気で暮らせる約束をしてくれる神様です。(略)
仏教が伝来した6世紀半ば以前より正月は存在していたと言われています。
日本文化いろは事典より引用
「歳神様」は昔からあったんですね。私は最近「歳神様」について調べていくうちに、その存在を知りました。私は東京生まれ、東京育ちです。地方では違うのかもしれませんが、私の場合は子どもの頃から「歳神様」を知っていたわけではありません。もちろんしめ飾りとか、鏡餅とかは飾りましたが、家で「歳神様」について話題になったことはありませんでした。
4.海外の風習
それでは、海外では正月はどのように祝われるのでしょうか。お休みになるのでしょうか。
これは、「休日は1月1日のみ」となるそうです。1月2日・3日は平日扱いとのことです。
西洋ではクリスマスがあるので、むしろそちらの方を祝うのでしょう。
ちなみに東洋では旧正月を祝うところもあります。
中国や韓国では2019年2月5日が旧正月にあたります。
国によりさまざまですね。
5.まとめ
以上、正月三が日はなぜお休みか? 国民の祝日にあたるのか? について調べてみました。
お正月はゆっくりお休みしたいところですが、業種によってそうお休みにするわけにもいかないというところもあるでしょう。
それでも新鮮な気持ちで新しい年を迎えたいものですね。
○今日の名言
幸せになることに
躊躇してはいけない。
(ジョン・レノン)
それでは最後に、「ありがとう」
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