引きこもりの人で仕事を始めようとしたとき、実際に就職したものの仕事が続かないというのは本当に深刻な悩みです。
私は精神障害18年の者です。
障害者になってから、元の職場への復職訓練だとか、作業所の体験入所などを行ないましたが、まったく続きませんでした。
一口に引きこもりといってもさまざまなケースが想定されますが、仕事が続かないと悩んでいる人たちにとって、解決策はあるのでしょうか。
1.まずは仕事選びから
1-1.仕事選びの視点
引きこもりの人が一念発起して仕事をしようと思った時、元ひきこもりでも働きやすい仕事を探すことが大切です。
「仕事が続かない」と悩む前に、「では続く仕事にどのようなものがあるのか」という視点で仕事探しをする必要があります。
まずはこれが解決策であるといっていいでしょう。
以前の記事で引きこもりでもできるバイトについて紹介しました。
新聞配達、工場のライン工、単発・1日OKのバイト、クラウドソーシングサイトです。
他に考えられる仕事としては次のようなものがあります。
1-2.事務所や店舗などの清掃

清掃は他人と話す必要がなく、重労働というわけでもありませんので、引きこもりの人が仕事にするものとしていいかもしれないですね。
引きこもりの人はコミュニケーションを取るのが苦手となっているので、他人と関わる仕事は難しいでしょう。
1-3.夜間のコンビニ
また夜間のコンビニのバイトも、お客さんが少なくて済むというメリットがあるようです。
しかし一人勤務体制のところは避けましょう。
交代して休憩するということができずに、責任が重すぎるからです。
また生活のリズムが逆転してしまうのもデメリットでしょうね。
ただあなたが若くて健康なら、昼間でなく夜間のコンビニというのは、なり手が少ないので良いかもしれません。
1-4.警備員
警備員も他人とのコミュニケーションが不要です。
立ち仕事ですので、体力が必要となります。
私は競輪場の近くに住んでいるのですが、競輪開催日は道路に多くの警備員が配置されます。比較的歳をとった方も多くみかけられます。
2.ハローワークで在宅勤務を探す方法
さて、外で働かずに、在宅勤務をするとして、どのように探す方法があるでしょうか。
ハローワークでは、インターネットで在宅勤務を探すことができます。
ハローワークで情報提供をしているのは雇用関係を結ぶ仕事で、いわゆる内職は含みません。
在宅勤務の検索ができるのはこちらのサイトです。
在宅といっても純粋に家で働くだけではなく、週・月に一度出勤しなければいけないという仕事もあるようです。
3.将来の目標・夢を持てばいい?
引きこもりの人でも、将来の目標や夢をもつことができれば仕事はできる、とかいてあるサイトがありました。
しかし将来の目標といっても難しいですよね。
冒頭で述べたように私は障害者で、一生治ることがありません。
あと半年で60歳です。ひたすらネットビジネスに取り組んでいます。
これは私が外出できないから選んでいるのであって、正直なところこれで食べていくようになるには、相当の覚悟と継続力が必要です。
またネットビジネスの中には詐欺のような内容がありますから、それを見極める目を養わなければなりません。
初月から月収10万円などという話はまず信じないほうがいいでしょう。
地道にコツコツ作業を続ける必要があります。
私の将来の夢はネットビジネスの方法を他の方に教えるというものです。
そのためには知識も必要でしょうし、実績も必要でしょう。
4.自分の夢を書き出してみる

引きこもりの人は一日中だらだらとしているとみられるかもしれません。
あなたが引きこもりで、食べていけるのは、親の収入などがあるからでしょう。
自立するために、「将来こんなことができたらいいな」と紙に書き出すことをやってみましょう。
一日で終える必要はありません。好きなだけ時間をかけてよいのです。
それができたら今の現状から一歩踏み出してみることです。
不安になるかもしれません。ですがとにかく行動に移さないと、前へ進みません。
何回仕事を変えてもいいではありませんか。
昔のように会社員として一生同じ会社で働き続ける、という仕事の形が変わりつつあります。
5.最後に
引きこもりで仕事が続かないと、自分を責めるのはやめましょう。
たとえば1日バイトができたというだけでも、大きな進歩です。
自分に自信をもちましょう。それができたら徐々に目標を高めていきましょう。
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