2020年3月29日、東京(多摩地方)の天気は雪となりました。
昨日に比べて10℃も気温が下がったそうです。
窓辺で降る雪を見ながら、私は「雪ってなぜ白いの?」と疑問に思いました。
今回は雪が白く見える原因について説明します。
1.雪が白い原因
雪が白い原因は、すべての光を反射するからです。
あなたも「光の三原色」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
赤、緑、青です。RGBともいいますね。
引用元 色の3要素
3つの光がすべて混じると白色になります。
私たちの目に物の色が見えるのは、光がその物体にあたり、反射してくるからです。
雪が白く見えるのは、3つの光を反射しているからなんですね。
雪は空気中で、氷の水蒸気の塊となります。
この塊にさらに水蒸気がついて、雪の結晶ができます。
これが溶けずに地上まで降ってくると雪となります。
途中で溶ければ雨になります。
2.空が青い原因
では次に、空が青く見える原因を説明します。
太陽の光は白い色です。
プリズムで見ると太陽の光は虹の7色に分かれて見えますね。
この色の違いは光の波長のせいです。
太陽の光が空気の分子にあたると、光が散乱しますが、光の三原色の中では、青い色が最も多く散乱します。
これは、青い色が一番波長が短いせいです。
このため、青い光が目に届き、青く見えるということです。
3.雪の降る日は減っている?
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私は生まれも育ちも東京ですが、子どもの頃(今から約50年前)に比べると、雪の降る日が減っているような気がします。
体感的なものですが。私が小学生の頃は、母が編んでくれた毛糸の手袋をして、雪合戦をしたことを覚えています。
4.地球温暖化で雪は減る?
地球温暖化のシナリオはいくつかあるようですが、その中でも21世紀末(今から80年後)には平均気温が4℃から5℃上がっているというものがあるそうです。
日本全土の雪が減るわけではありませんが、関東地方の雪は減ることが見込まれています。
5.新美南吉の「手袋を買いに」
児童文学家の新美南吉に、「手袋を買いに」という作品があります。
狐の親子の話です。ある朝、ほら穴から子どもの狐が外へ出ようとして、「あっ」と言って親狐のところへ戻りました。
「目に何かが刺さった」と言います。
親狐が見ても何も刺さっていません。
親狐が外へ出てみると、当たり一面雪におおわれていました。
子狐は雪を見たことがなかったので、まぶしさのあまり目に何か刺さったと思ったのです。

たまに児童文学にふれると心が洗われるな

なんともいえない、なつかしい気持ちですね
6.まとめ
以上、「雪はなぜ白いの?」という疑問に対する答えとそこから広がる話を説明してきました。
子どもの頃は雪の日が好きでしたが、大人になるにつれて「寒くていやだな」と思うようになりました。
まあ、部屋の中から見ている分にはかまわないのですが。
・昔に比べて雪の日は減っている?
>>関連記事 ダイヤモンドダストの見られる場所?作り方?雪の結晶との違い
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