早朝覚醒とは、起床時刻から2時間以上前に目が覚めてしまうことです。
あなたも悩みを抱えていませんか。早朝覚醒は”そのうち治る”ものなのでしょうか。
1.早朝覚醒の事例
私は統合失調症と診断されて8年目になります。
今朝、午前2時に目が覚めて、そのまま眠れなくなってしまいました。
布団の中で音楽を聴いていましたが、再び眠ることはできず、午前4時に起床しました。
昨夜寝たのが午後10時過ぎだったので、4時間睡眠ということになります。
私は現在精神科に通院しており、睡眠薬を処方されています。
おかげで、布団に入ってすぐに眠れます。
しかし、今朝のように、早朝覚醒してしまうことがたびたびあります。
2.早朝覚醒は “そのうち治る” もの?
あなたが現在医者にかかっておらず、早朝覚醒の症状があるとしたら、ひょっとしたら精神疾患の可能性があります。
“そのうち治る” と放置しておくと、病気を見逃す可能性があります。
たとえば、現在、時刻は午前11時ですが、私はまったく眠くありません。
よく「眠れなかった翌日は、ぐっすり眠れる」といわれますが、早朝覚醒が続くことがあります。
早朝覚醒しても、特に昼間眠くならないから大丈夫だ、そのうちに自然に治る、となればよいのですが。
3.早朝覚醒の原因
では、早朝覚醒はどんなときに起こるのでしょうか。
3-1.うつ病
早朝覚醒とともに、気分の落ち込み、突然の悲しみ、何もかも意欲がなくなったなど、こころの変化や身体症状が起きており、一定期間続いている場合は、うつ病の可能性があります。
(身体症状を伴ううつというのもあるのですよ。私の場合がそうでした)
うつ病であるにもかかわらず、市販の睡眠導入剤を使用することは、かえってよくないといわれています。
医療機関の診察をおすすめします。
大病院の精神科ではなく、街のクリニックなどであれば、抵抗が少ないと思われます。
また、本人でなく、家族が気づいたら、一緒に行ってあげるとよいでしょう。
3-2.高齢化によるもの
早朝覚醒は高齢者に多くみられます。
この場合は、昼間少し眠りをとっているなどして、日常生活に支障が出ていなければ、特に病気と判断しなくてもよいでしょう。
さすがに午前2時はきびしいですが、午前5時くらいに目が覚めるのなら普通といってよいです。
3-3.不安によるもの
これは、生活上なんらかの不安を抱えており、そのことを考えると眠れなくなるというものです。
不安が重くなり、夜中に考えごとをしてしまう、不眠が心配になるとさらに不眠になる、などがあげられます。
この場合は元となる不安事項を解決しなければなりません。
自分は何に不安を持っているのか、紙に書き出して、それを解決して行くにはどのような行動をとればよいのかを検討し、一つずつ片付けていくのです。
4.統合失調症でもあるのか
早朝覚醒は統合失調症の症状でもあるのでしょうか。
調べてみると、統合失調症の陰性症状として不眠があるそうです。
なので統合失調症で現在治療を受けている人は、診察の時に、不眠について相談してみるとよいです。適切な薬を処方してもらえます。
(そういうお前はどうなんだ、と言われそうですね。
私は早朝覚醒があることを医師に伝えています。
その上で今の薬が処方されているわけですから、ちゃんと考えられているのでしょう。
実際私も、早朝覚醒が必ず起きるというわけではありません。
平均すると週に2,3回といったところでしょうか)

私は休日ならいくらでも眠れますよ

うらやましいよ
5.眠れるときもある
私の場合は、早朝覚醒が起こらず、朝までぐっすり眠れる、ということもあります。
先ほど「不安をなくしましょう」といいましたが、これがそう簡単ではないのですね。
おまけに私は引きこもりなので、圧倒的に運動不足です。
室内で簡単な体操をするのですが、とにかく外出する気が起きません。
適度な運動がよい睡眠につながるというのは頭ではわかっているのですけれどね。
以前はコンビニまで歩いて行きましたが、無駄遣いを避けるため、それすらやめてしまいました。一日おきに行っています。
>>関連記事 早朝覚醒の治し方!うつ病、統合失調症になる前にサプリを
6.まとめ
以上、本日の私の経験から、辛い早朝覚醒について述べてきました。
早朝覚醒の原因はさまざまです。
客観的に自分を見つめ、自分にはどのような症状が起きているのかをじっくり観察することです。
簡単な日記帳をつけるのもいいかもしれませんね。
そして家族と同居しているのなら、遠慮なく自分の気持ちを説明してみましょう。
病院へ行けば、うつ病や統合失調症であるのかないのか、きちんと診断してもらえますから。
>>関連記事 早朝覚醒が薬の調節で治った!不安は残っているが
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