統合失調症の症状として「幻聴」があります。しかし、「幻聴」は統合失調症に固有のものではありません。今回は幻聴の原因についてみていきましょう。
1.幻聴の原因はストレス!?
「幻聴」とは、「何かが聞こえたような気がする」といった軽いものではなく、はっきりと「声が聞こえる」というものです。
私たちは他人の声を思い出すことができます。「幻聴」は「思い出す」ものではなく、向こうからやってくるものです。
「幻聴」は強いストレスが原因で起こることがあります。
あなたが何か強いストレスを感じていて、「どうも人の声がする」と思ったら、それが「ストレス性の幻聴」といえるでしょう。
脳のはたらきがなんらかの原因により妨げられているとき、「幻聴」が聞こえるわけです。
2.統合失調症以外の幻聴
統合失調症の症状の代表的なものとして「幻聴」があげられます。
しかし、脳血管障害など、脳の機能に問題がある場合に、「幻聴」が聞こえることがあります。
さらに、重度のうつ病でも、「幻聴」が聞こえることがあるそうです。
私は、はじめは「うつ病」と診断され、後に「統合失調症」と診断されました。
たしかに「うつ病」の時に感じていた「死にたい」という気持ちは、今ではなくなりました。ですので、今は「うつ病」ではないのでしょう。
ですが、「うつ病」と「統合失調症」との判断の境目は、むずかしいようです。
私は「身体症状を伴ううつ」から始まったわけですが、全身の痛みに襲われました。
3.健康な人でも幻聴が聞こえることがある
私は、高校生の時に父親を亡くしました。しばらくたって、駅までの道を歩いているとき、父親の声がしたのです。
現に、健康な人でも、ときに「幻聴」に襲われることがあるという研究結果がでているそうです。
私は、「父親の死」という現実を受け入れかねて、精神的に不安定になっていたのかもしれません。
そのときは「幻聴」は続かなかったので、特に病院へ行くということはしませんでした。
4.ストレスの解消
ストレスから「幻聴」が来るのであれば、ストレスを解消させる必要があります。
ここで注意したいのは、「ストレス」には良いものと悪いものとがあるということです。
ストレスだから何でも悪いということはありません。良いストレスは、普段の健康状態で十分対応できることがらです。
ストレスを解消させるために、自然の中に身を置くということがあげられます。
森ですとか、山ですとか、「フィトンチッド」と呼ばれる物質が豊富にある場所へ行くと、
気分がスッキリするということがあります。
残念なことに、私は外出する気力がありません。ただでさえ病気で心が下向きになっているのに、この暑い中、外へ出かけるというのはそれこそ「悪いストレス」になってしまいます。
そこで、家の中にいても、運動をすることにより、体を良い状態に保つことを考えます。
たとえば、スクワットをしてみる。
女優の森光子さんは92歳で亡くなりましたが、日常的にスクワットを続けていたそうです。
あと私が毎朝やっているのが「ふくらはぎのマッサージ」です。これは172日目を迎えました。われながらよく続いていると思います。
5.まとめ
あなたが幻聴に悩まされても、一過性のストレスから来るものであれば、それほど心配はいらないでしょう。少し様子をみてみるといいかもしれません。
たとえば、あなたがたが夫婦だとして、夫(妻)から「最近声が聞こえるんだ」といわれたら、必要以上に心配することはせずに、「だったら心療内科に行ってみたら? 安定剤を処方してもらえるかもよ」と対応することが望ましいです。
そしてストレスを明日に残さないためには、眠るときにリラックスして、考えると思わず楽しくなってしまうことを思い浮かべるといいと思います。
○今日の名言
止まりさえしなければ、
どんなにゆっくりでも進めばよい。
(孔子)
それでは最後に、「ありがとう」
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