大暑とは「たいしょ」と読みます。二十四節気のひとつです。
2019年の大暑は7月23日になります。
今回は、この「大暑」について説明していきます。
1. 二十四節気とは
二十四節気とは、古代中国で作られた季節の区分方法です。
太陽が春分点を出て再び春分点にいたるまでの期間を、二十四に分けます。
1か月に「正節」(せいせつ)と中気(ちゅうき)を置きます。
大暑とは旧暦六月未(ひつじ)の月の中気です。
新暦では大体7月23日を指します。
大暑という言葉のとおり、もっとも暑いときといわれます。
2. 小暑との違い
「大暑」という言葉に対して「小暑」(しょうしょ)という言葉があります。
小暑は旧暦六月未の正節です。新暦では7月7日頃を指します。
2019年も7月7日が小暑にあたります。このときから暑気に入ります。
3. 暑中見舞いを出す時期
暑中見舞いを出す時期については、いろいろな説があります。
まず1つ目は、小暑から立秋(2019年は8月8日)の前日までというものです。
そして次は、大暑の日から立秋の前日までに出すというものです。
大暑の日は、関東甲信地方の梅雨明けと近いです。
梅雨が明けると暑さも本格的になることから、暑中見舞いを出すのにふさわしい時期といえるでしょう。
また、いずれも立秋を過ぎたら「残暑見舞い」になることを注意してください。
4. 暑中見舞いを友人に出す時の例文
暑中見舞いを友人に出す場合は、次のような書き方をするとよいでしょう。
まず、「暑中お見舞い申し上げます」と書きます。
目上の人に書く場合は、「暑中お伺い申し上げます」と書いた方がいいといわれますが、友人の時は「暑中お見舞い申し上げます」でいいでしょう。
次に時候のあいさつと相手の安否をたずねる文を書きます。
時候のあいさつとしては「梅雨明けから暑さも本番になりましたが」などでよいでしょう。
そして相手の安否をたずねるには「お元気でお過ごしでしょうか」「お変わりありませんか」と書きます。
友人ですので、フランクな感じでいいと思います。

私は毎年5枚くらい暑中見舞いを書くが、返ってくるのは1枚だな

小学校の恩師からの返事ですよね
5. 打ち水イベント
大暑の頃には打ち水イベントがあります。
2018年でいうと、7月23日に東京ミッドタウン日比谷で打ち水イベントが開催されました。
小池都知事が出席して、打ち水を行なったそうです。
東京オリンピックに向けた知事の発言を紹介します。
「風呂の残り湯などを使って朝夕にまく打ち水は、江戸の知恵で、おもてなしでもある。隣近所で、同じような時間にやることで涼を確保する。この作戦も、東京大会で威力を発揮するのではないか」と述べた。(略)イベント前の同所の路面温度は39・2度だったが、打ち水を行った後は35度で、4・2度下がった。
引用:日刊スポーツ
6. まとめ
以上、「大暑」と「小暑」との違いや暑中見舞いなどについて書いてきました。
私はハガキを出すのが好きで、友人に暑中見舞いを送るのですが、残念ながら返事はありません。
唯一返ってくるのが小学校時代の恩師からのハガキです。
今やネットが普及して、ハガキの暑中見舞いは流行らないのかもしれません。
でも、もしあなたが、友人から暑中見舞いを受け取ったら、ぜひ面倒くさがらずに、返事を書いてあげてください。喜ばれますよ。
参考


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