幻冬舎の見城徹社長が、作家の津原泰水氏の本の実売部数を公表したことについて、批判を受けて、謝罪しました。
1. 津原泰水氏の画像・プロフィール
津原泰水氏の画像・プロフィールは以下のとおりです。
津原泰水さんのスライドが!#長春SFサミット pic.twitter.com/FjJ9tXFW6u
— 藤井 太洋, Taiyo Fujii (@t_trace) 2018年9月8日
出典:Twitter
プロフィール
- 名前:津原泰水(つはら・やすみ)
- 生年月日:1964年9月4日(54歳)
- 出身地:広島県広島市
- 学歴:青山学院大学国際政治経済学部卒業
2. そもそも公表にいたった経緯
何としてでも隠蔽しなければならない個人情報である実売部数を公表するなんて、人の風上にも置けないわ!
幻冬舎の見城徹社長、実売部数のツイート削除し謝罪 https://t.co/2xhbFmOb2P @nikkansportsさんから
— 西園寺 忠紀 (@tweetjp1) 2019年5月17日
出典:Twitter
そもそも今回、津原泰水氏の本の実売部数を公表することにいたったのはどんな経緯でしょうか。
津原泰水氏は、幻冬舎から出ている百田尚樹氏の『日本国紀』が、Wikipediaからのコピペを多用している、と批判していました。
このため、2016年に幻冬舎から出版された津原泰水氏の本『ヒッキーヒッキーシェイク』が、本来2019年4月に幻冬舎から文庫版が出版される予定でしたが、中止になりました。
幻冬舎は、百田尚樹氏の肩をもつ形で、津原泰水氏の幻冬舎からの最初の著作『楽は何も与えてくれない』の実売部数を明らかにしたのです。
3. 公表された実売部数
幻冬舎の見城徹社長により実売部数が明らかにされたのは、「初版5000部、実売1000部も行きませんでした」というツイートでした。
この実売部数が公表されたことに対して、いわば「個人情報」にあたるため、出版社がすべき行為ではない、と批判されたのです。
そして見城徹社長は謝罪して、当該ツイートを削除しました。
4. 本当に公表はタブーなのか
今回の公表騒動を受けて、私が感じたのは、本当に実売部数を公表するのはタブーなのか、ということです。
もしベストセラーだったら、「○万部出版!」と宣伝に使われるでしょう。
業界でタブーとされていることに対して、一個人が意見をいうこともないと思いますが、「本当にタブーなのかな」という気持ちになりました。
実売部数が少ないことを公表するのは、自分で自分の首を絞める結果になるので、賢明とはいえないような気もしますが。

これで話題になったので、売れるかもしれないな

父さん、不謹慎ですよ
5. まとめ
以上、津原泰水氏の本の実売部数公表について述べてきました。
今回の問題のポイントは、津原泰水氏が、百田尚樹氏の著書に対して反対意見を述べたことについて、報復措置として実売部数を公表したところにあります。
つまり、守られるべき表現の自由に対して、圧力がかかったわけです。
そこを忘れないようにしましょう。
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