ウルル(エアーズロック)の登山が、2019年10月26日から禁止になります。
誰もが知っているオーストラリアの観光名所のひとつ。
もし海外旅行を考えて、ウルルへの登山を検討していらっしゃる方は、今がチャンスということになります。
しかし、本当に登山する必要があるのでしょうか。
1. ウルル(エアーズロック)とは
私のような年代(50歳代)になると、「エアーズロック」といった方がなじみがあります。
「ウルル」というのはオーストラリアの先住民アポリジニの呼び方です。
「世界最大の一枚岩」といわれていますが、実は世界で2番目に大きい一枚岩なのです。
1番目は、同じくオーストラリアにある、マウント・オーガスタスです。
なぜウルルの方が有名かといえば、観光拠点として整備されているからです。
また、ウルルはアポリジニの聖地としてあがめられているということがあります。
ウルルの高さは350m、周囲は10kmあります。
2. ウルルが登山禁止になる
ウルルが、2019年10月26日から登山禁止になります。
その理由は二つあります。
一つは、アポリジニが聖地を汚す行為に怒っているためです。
観光名所に、いたずら書きをしているという例はいくつもあります。
建造物でいえば、2003年に日本人がイースター島のモアイ像にいたずら書きをして、逮捕されています。
2016年に日本人学生がケルン大聖堂にいたずら書きをして、Twitterに載せました。
大学はケルン大聖堂に謝罪しています。
そのほか、万里の長城にいたずら書きがあったり、大阪城にハングルでいたずら書きがあったりしたそうです。
登山禁止になる理由の二つ目は、登山客が減少しているからです。
一時期と比べると、3分の1まで登山する人が減っているとのことです。
以上二点の理由から、「ウルル-カタジュタ国立公園役員会」はウルルの登山禁止を決定しました。
3. ウルルへの登山
そもそもウルルへの登山は、一年365日中300日はできないといわれています。
それでも一時間ごとに登山できるようにゲートが開かれるとのことです。
そのため一日を通じてまったく登れないということばかりではなさそうです。
登山の所要時間は2時間です。
あえて先住民の聖地を汚すことなく、ふもとからサンセット・サンライズを見るだけでも、十分価値のあることです。
日の出・日の入りとともに、ウルルの岩肌の色が変わっていきます。

無理に登山する必要もなさそうだな

ふもとからの景色もすばらしいそうですよ
4. ウルルへツアーで行くには
それでは、ウルルへのツアーについて詳しくみていきましょう。
すでに2019年9月と10月の飛行機の予約が増えているようです。
大手旅行代理店のJTBで調べてみました。
まずは安心の添乗員同行プランを選びました。
「ハネムーンにおすすめ オーストラリア5大世界遺産を巡る旅」というものがありました。
価格は2名1室で¥423,000~¥513,000(7日間)です。
しかしよくよくみてみるとウルルサンセット鑑賞ということで、登山ではないようです。
続いて「往復直行便 シドニー(2泊)エアーズロック(1泊)ケアンズ(2泊)」というプランをみつけました。
2名1室で¥179,800~¥289,800(7日間)です。
こちらはウルル(エアーズロック)観光は別料金(¥40,680)となっており、この別料金プランの中に登山を含んでいます。
5. 8月にウルルへ行くには
夏休みを利用して、8月にウルルへ旅行したいと考えている方も多いでしょう。
オーストラリアは南半球にあるため、日本と季節が逆です。
ですので、日本の8月に旅行する際は、オーストラリアでは乾期にあたるため、夜は0度まで気温が下がります。
ダウンジャケットを忘れないようにしましょう。
6. まとめ
以上、オーストラリアの観光名所、ウルル(エアーズロック)について説明してきました。
私は30年近く前、(もちろん病気になる前です)出張でニューヨークとソウルに行った事があります。
30年前のニューヨーク出張では、当時出始めた持ち歩き型ワープロを抱えていきました。
現地での仕事の準備のため、午前3時までホテルの部屋で作業をしていました。
若かったからできたことですね。
今だったらノートパソコンを持って行き、プリンターはホテルに備え付けのものを使うんでしょうね。
それにしても、観光地でのマナー違反についてはくれぐれも注意してくださいね。
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