『沈黙のWebライティング』(松尾茂起著、MdN)を読み終えました。まず真っ先にやったことは、特典PDFのダウンロードです。インターネットエクスプローラではうまくできず、グーグルクロームを使いました。
1.『沈黙のWebライティング』のあらすじ
本のあらすじを5W1Hで述べると次のようなものになります。
- when 2016年11月 初版第1刷 2019年7月 第2版第10刷
- where 栃木県の温泉旅館を舞台に
- who Webマーケッター「ボーン・片桐」が
- what 温泉旅館のWebサイトを作り直す
- why インターネットからの予約を増やすために
- how SEOを意識したコンテンツを作って
2.読んでみての感想
SEO対策がこれほどまでに大変なものだったというのは考えてもみませんでした。
ちなみにSEO対策とは「Search Engine Optimization」の略で、GoogleやYahooなどで検索上位を獲得する技術のことです。
早くに両親を亡くし、旅館を経営する姉弟のうち、弟が「SEOのためにはキーワードを5%くらい出現させるとよい」という考え方を述べます。
それに対して、ボーン・片桐は「そんな化石のような知識は忘れろ」と答えます。
3.『沈黙のWebライティング』の構成
各章がマンガ(セリフの吹き出し)と解説記事の部分に分かれています。
マンガなのでストーリーを追いやすい形になっています。
とはいえ630ページもある本なので、読み終えるにはそれなりに時間がかかります。
完全にマンガで解説している本を読んだことはありますが、この本のようにマンガ+解説という形式は初めて読みました。
4.この本の対象者
この本の対象者として、Webで自分の文章を書くブロガーが最初に思い浮かびましたが、仕事を請け負うWebライターにも役立つでしょう。
なぜなら検索エンジンで上位表示できる文章の書き方がわかるので、発注者にも喜ばれることにつながるからです。
5.内容は本当に初心者向けなのか?
あまりにも膨大なため、一度読んだだけでは記事を書けるようにはなりません。
何度も読み返して、手法を身につけなければいけないのです。
そしてブログではなく、サイトが例に出されているため、どうやってブログ形式になじませていくのかも課題だと思いました。
あるブログでは「これからブログを始める人におすすめ」と書いてありましたが、いきなり初心者が読むにはちょっとハードルが高いのではないでしょうか。

マンガを読んで「面白かったな」で終わらせたらもったいない

今SEO対策に悩んでいる方にいいかもしれません
むしろあなたがこれからブログを始めてみたいと思っているのなら、『世界一やさしいブログの教科書1年生』(染谷昌利著、ソーテック社)から入るのがいいでしょう。
6.まとめ
以上、『沈黙のWebライティング』を読んだ感想について述べてきました。
本当に奥が深いですね。
ポイント
- マンガ+解説でとても読みやすい
- SEO対策に悩んでいる人向け
(アイキャッチ画像:sommeilさんによるからの写真)
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