昔は結婚前の儀式として結納が行なわれました。
最近では結納は省略され、顔合わせの食事会を開く例が多いです。
また、かりに結納を行なうにしても、略式の方法で行なわれることがほとんどでしょう。
今回は、結納品と、結納に使う風呂敷のサイズについて説明します。
1.略式結納の方法
正式結納では、仲人が両家の間を行き来します。
略式結納では、ホテルなどに両家が集まり、結納の儀式を行ないます。
そのまま食事会もできるプランも用意されています。
では略式結納の方法についてみていきましょう。
まず結納品の説明です。
結納品は、紙袋に入れるなどせずに、風呂敷で包むことになります。
結納品には以下のものがあります。
1.目録:結納で贈る品の名前を書いたもの。
2.結納金:男性側から女性側に贈られるお金。女性が嫁入りをする準備のためのお金といわれます。
3.熨斗(のし):本来はのしあわびといってあわびを乾燥させたものを指します。今は祝儀袋に印刷されたものもあるとか。
4.子生婦(こんぶ):昆布のことです。昔からおめでたい席で使われました。
5.寿留女(するめ):するめいかの干物。かめばかむほど味が出る。
6.友白髪(ともしらが):白い麻の束。共に白髪が生えるまで、という意味ですね。
7.末広(すえひろ):扇子のこと。
8.勝男武士(かつおぶし):鰹節。保存食のため、末永く幸せにとの願いを込めて。
9.家内喜多留(やなぎだる):柳でできた樽にいれた日本酒。
2.結納と風呂敷のサイズ
結納金の袋を包むのが「ふくさ」です。小さな風呂敷と考えて間違いないでしょう。
サイズは45cmです。
結納金だけを贈る際には、これを「切手盆」という黒塗りのお盆に入れて、53cmか68cmの風呂敷で包みます。
また結納金に加えて目録を載せた片木(へぎ。白木の台のこと)、広蓋(ひろぶた。お盆のこと)を用いる場合には、90cmのサイズの風呂敷で包みます。
先にあげた結納品は、本来9品目ですが、7品目、5品目と省略して渡されることがあります。
結納品を入れた箱を包む風呂敷として、100cm、130cm、178cmなどと使い分けます。
3.結納品を購入する際に合わせて風呂敷を
結納品は、たとえば通販で買うこともできます。
その場合、風呂敷がセットになっているプランもあります。
(風呂敷はレンタルというところもあります)。
なので、結納品についてこちらの希望を伝えたら、風呂敷のサイズについて問い合わせてみるとよいでしょう。
その時に風呂敷の包み方も教えてくれるはずです。
4.結納の際の席次など
結納の際の席次は、女性側が男性側に嫁ぐ場合(嫁入り)は男性側が上座、男性側が女性側に入る場合(婿入り)は女性側が上座となります。
入り口から遠いほうが上座です。
テーブルをはさんで、本人、父親、母親の順番で並んで座ります。
口上については調べればすぐ分かりますので省略します。
また、服装はセミフォーマルでよいでしょう。
私たち夫婦が結婚したのは1987(昭和62)年です。
その時は妻の家へこちらから出向いていって結納をしました。
私の子どもたちが結婚した際は、結納は行なわず、食事会だけ。
それも堅苦しいあいさつ抜きで、なごやかな雰囲気で行なわれました。

息子が結婚式をあげて1か月になるな

父さんは毎日エンディングムービーを見てますね
5.まとめ 結納で使う風呂敷のサイズ
結納で使う風呂敷にも種々あります。家紋入りのもの、寿という字の入ったもの。
参考までに日常での風呂敷使いに関しては別記事で説明しています。
よろしければご参照ください。
>>関連記事 風呂敷のサイズと色の選び方!もうこれで迷わない
最近は行なうとしても略式結納。食事会のみがほとんど。
結納で使う風呂敷のサイズはさまざま
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