現在の郵便配達は、郵便法で「週6日配達」と定められていて、土曜日でも配達されています。
これに対して、過剰な労働であるとの見地から、土曜日の配達をなくす方向で手続きが進められています。
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1. 2021年にも土曜配達中止
総務省の有識者委員会が出した結論に基づき、早ければ2019年中に制度改正がなされ、2020年から土曜配達中止となります。
2020/10/15追記 Twitterのニュースで、2021年秋にも土曜配達中止と流れてきました。
現在、日本郵便では、土曜日に14万人以上が勤務しており、内勤者の半数以上が夜間労働をしているといいます。
人件費抑制の観点からも、土曜配達中止が求められていました。
2. 個人としては賛成
私は、個人の立場にたっていえば、土曜配達中止に賛成です。
全国どこへでも一定料金で郵便を配達してくれるという制度がすばらしいからです。
今まで土曜日に配達があることについて、意識したことすらありませんでした。
土曜配達が中止になってもいっこうにかまいません。
どうしても急ぎのものであれば、速達で送ればよいのです。
速達なら土日、休日でも配達されます。
コンビニの24時間営業もそうですが、私たちはあまりにも高い水準のサービスを求めてきたのではないでしょうか。
3. 法人の立場からは反対論も
法人(会社)の立場からは、反対論もみられます。
月曜日の郵便物処理が今まで以上に大きな負担になるということです。
これは、土日営業をしている会社の例ですね。
確かに一理あります。
しかし理論的にはあり得ても、実際どのくらいの会社に影響がでるのか、というデータはとれないでしょう。
ですので土曜配達中止の影響は未知数であるといえます。
また「ゆうパック」については、引き続き土曜配達を行なう方向で検討されているようです。
4. 郵便制度の歴史
現在の郵便制度の歴史は、明治時代の初めにさかのぼります。
あなたは1円切手をみたことがあるでしょうか。
そこに描かれている人物、前島密(まえじま・ひそか)が明治4年に制度化したものです。
「郵便」とか「郵便切手」という言葉も、前島密が作ったそうですよ。
2019年10月から、ハガキが63円、封書が84円となりますから、1円切手の出番も増えるでしょうね。
5. 〒マークはなんと読む?
郵便記号を現わす 〒マークはなんと読むかご存じですか?
これは「ていまーく」「てぃーまーく」「ゆうびんまーく」と読むそうです。
かつて郵便制度を所管していた逓信省の名前がマークの由来だとのことです。
6. 残暑見舞いはいつまで出す?
私は、先日4枚残暑見舞いを出しました。
毎年のことですが、返事がかえってきたためしがありません。
しかし今年は、かつての部下からの残暑見舞いが届きました。
いや、私はもう働くのをやめていて、彼は働いているわけですから、部下と呼ぶのもおかしいでしょう。
私にとってはかけがえのない友人です。
残暑見舞いの返事は、遅くとも8月末(どうしても遅くなるなら「処暑」(9月7日))までに送るとよいでしょう。

メールやSNSの時代だからこそ、郵便は貴重だな

手書きの文字がいい味出してますよね
7. まとめ
以上、郵便の土曜配達中止についてと、周辺知識を説明してきました。
ポイント
- 個人的には土曜配達中止賛成
- 会社への影響は未知数
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